残雪 (作家)
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地元の新聞『新湖南報』社長の鄧洪釣と、同社の人事部に勤める李茵との間の第六子として、中国湖南省長沙市に生まれる。出生名は鄧則梅。下に弟が二人いる[3]。1957年の反右派闘争では父親が「右派」として追放され、母親は労働改造に送られ[2]、20年に渡り一家は様々な迫害を受ける。文化大革命時には、父が収監された監獄近くの小屋で一人暮らしを強いられた。裸足の医者(地方の医学訓練所で短期間の医療技術講習を受けた医療従事者)、工場勤務、代理教師などの仕事[2]や結婚を経て、夫と裁縫を独習し、それによって生計を立てた[2]。改革開放路線が始まった1980年代に創作を開始し、1985年から作品を発表し始める[2]。その作品は各国語に翻訳され、世界的な評価を得た。2001年から北京在住。
2015年、『最後の恋人』がブックエキスポ・アメリカの最優秀翻訳文学賞を受賞した[4]。2016年にはノイシュタット文学賞にノミネートされ[5]、2019年には"Love in the New Millennium"(邦訳なし)がブッカー国際賞にノミネートされた[6]。2021年、"I Live in the Slums(翻訳:Karen Gernant & Chen Zeping)"がブッカー国際賞にノミネートされる[7]。
作風
日本語訳作品
- 『蒼老たる浮雲』(河出書房新社、1989年)
- 『カッコウが鳴くあの一瞬』(河出書房新社、1991年)
- 『カッコウが鳴くあの一瞬』(白水社、2019年)
- 『黄泥街』(河出書房新社、1992年)
- 『黄泥街』(白水社、2018年)
- 『廊下に植えた林檎の木』(河出書房新社、1995年)
- 『突囲表演』(文藝春秋、1997年 / のち河出文庫)
- 『暗夜』(『池澤夏樹=個人編集 世界文学全集』河出書房新社、2008年)
- 『かつて描かれたことのない境地』 (平凡社、2013年)
- 『最後の恋人』 (平凡社、2014年)
- 『魂の城 カフカ解読』(平凡社、2005年)
- 『かつて描かれたことのない境地』(『世界文学のフロンティア3』岩波書店、1997年)
- 『季刊 中国現代小説』(蒼蒼社)に幾つかの短・中編。
著作
原文単行本小説[3]
- 『黄泥街』(台湾圓神出版社、1987年)
- 『天堂里的対話』(作家出版社、1988)
- 『突囲表演』(香港青文書屋、1990年)
- 『突囲表演』(上海文芸出版社、1990年)
- 『種在走廊的萍果樹』(台湾遠景出版社、1990年)
- 『思想匯報』(湖南文芸出版社、1994年)
- 『輝煌的日子』(河北教育出版社、1995年)
- 『黄泥街』(長江文芸出版社、1996年)
- 『残雪自選集』(海南出版社、2004年)
- 『末世愛情』(文匯出版社、2006年)
- 『暗夜』(華文出版社、2006年)
原文単行本評論・インタビュー集[3]
- 『霊魂的城堡ー理解卡夫卡』(上海文芸出版社、1999年)
- 『解読博爾赫斯』(人民文学出版社、2000年)
- 『為了報仇ー残雪訪談録』(湖南文芸出版社、2003)
- 『地獄中的単独者』(生活・読書・新知三聨書店、2003年)
- 『永生的操練ー解読《神曲》』(北京十月文芸出版社、2004年)
- 『芸術復仇ー残雪文学筆記』(広西師範大学出版社、2004年)
- 『残雪文学観』(広西師範大学出版社、2007年)
邦訳なし
- Frontier, translated by Karen Gernant and Chen Zeping (2017)
- Love in the New Millennium, translated by Annelise Finegan Wasmoen (2018)
- I Live in the Slums, trans. Karen Gernant and Chen Zeping (Yale, 2020).
- Purple Perilla, trans. Karen Gernant and Chen Zeping (ISOLARII, 2021).