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段の塚穴古墳群

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段の塚穴古墳群(だんのつかあなこふんぐん)は、徳島県美馬市美馬町坊僧・東宗重にある古墳群。国の史跡に指定されている(指定名称は「段の塚穴」)。

太鼓塚古墳(左)・棚塚古墳(右奥)
段の塚穴古墳群の位置(徳島県内)
段の塚穴古墳群
段の塚穴
古墳群
段の塚穴古墳群の位置
About OpenStreetMaps
Maps: terms of use
930m
1014yds
美馬郷土博物館
段の塚穴
太鼓塚・棚塚古墳
古墳の位置

概要

徳島県西部、吉野川中流域北岸の河岸段丘上に築造された古墳群である[1]。円墳2基(太鼓塚古墳・棚塚古墳)から構成される[1]。

古墳2基は東西に約27メートル離れて並ぶ[2]。いずれも埋葬施設を両袖式の横穴式石室とし、胴張り平面形・ドーム状天井などを特徴とする形態の石室である[1]。同様の形態の石室は美馬市域の古墳で知られており、本古墳群を標式古墳とする「段の塚穴型石室」と捉えられる[1]。特に太鼓塚古墳の場合には、徳島県ひいては四国地方で最大級の石室である点で注目される。両古墳の築造時期は古墳時代後期頃と推定される。

2基の古墳域は1942年(昭和17年)に「段の塚穴」として国の史跡に指定されている(徳島県内では初の国の史跡)[3]。なお、周辺には白鳳期寺院の郡里廃寺跡がある。

遺跡歴

  • 1942年(昭和17年)10月14日、「段の塚穴」として国の史跡に指定[3]。
  • 1950年代、太鼓塚古墳開口部脇で須恵器群の発見[1]。
  • 1960年(昭和35年)、太鼓塚古墳玄室内で鉄製品の発見[1]。

一覧

太鼓塚古墳

概要 太鼓塚古墳, 所在地 ...
太鼓塚古墳

墳丘・石室開口部
所在地 徳島県美馬市美馬町坊僧
位置 北緯34度3分35.03秒 東経134度4分31.05秒
形状 円墳
規模 直径37m
高さ10m
埋葬施設 両袖式横穴式石室
(段の塚穴型、石梁付)
出土品 鉄製品・須恵器など
築造時期 古墳時代後期
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太鼓塚古墳(たいこづかこふん)は、美馬市美馬町坊僧にある古墳。

墳形は円形で、直径約37メートル・高さ約10メートルを測る[4]。埋葬施設は両袖式の横穴式石室で、南方向に開口する[1]。石室の規模は次の通り[4]。

  • 石室全長:13.1メートル
  • 玄室:長さ4.6メートル、幅3.4メートル、高さ4.2メートル

石室は徳島県内で最大規模である。石材は主に結晶片岩で、壁面には割石を、天井石・玄門袖石には大型の自然石を配する[1]。玄室の平面形は、中央部が膨らむ胴張り形である[1]。玄室天井部は天井石7石を階段状に持ち送ることによるドーム状の形態とし、玄室奥壁には石梁を付す[2][1]。副葬品としては鉄製品・須恵器などが出土している[1]。副葬品の様相からは追葬が認められる[1]。

棚塚古墳

概要 棚塚古墳, 所在地 ...
棚塚古墳

墳丘・石室開口部
所在地 徳島県美馬市美馬町東宗重
位置 北緯34度3分35.45秒 東経134度4分28.90秒
形状 円墳
規模 直径20m
高さ7m
埋葬施設 両袖式横穴式石室
(段の塚穴型、石棚付)
築造時期 古墳時代後期
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棚塚古墳(たなづかこふん)は、太鼓塚古墳の西にある古墳。

墳形は円形で、直径約20メートル・高さ約7メートルを測る[4]。埋葬施設は両袖式の横穴式石室で、南方向に開口する[1]。石室の規模は次の通り[4]。

  • 石室全長:8.6メートル
  • 玄室:長さ4.5メートル、幅2.0メートル、高さ2.8メートル

石材は主に結晶片岩である。ただし太鼓塚古墳と異なり、玄室の平面形は長方形である[1]。玄室天井部は天井石5石を階段状に持ち送ることによるドーム状の形態とし、玄室奥壁には石棚を付す[1]。副葬品は知られていない[1]。

文化財

国の史跡

  • 段の塚穴 - 1942年(昭和17年)10月14日指定[3]。

現地情報

所在地
  • 太鼓塚古墳:徳島県美馬市美馬町坊僧
  • 棚塚古墳:徳島県美馬市美馬町東宗重
交通アクセス
関連施設
  • 美馬郷土博物館(美馬市美馬町願勝寺) - 段の塚穴古墳群の出土品を展示[5]。
周辺

脚注

参考文献

関連文献

関連項目

外部リンク

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