毛勝三山
富山県の山
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概要
毛勝山(けかちやま、けかつやま)
毛勝三山を代表する標高2,415 m (2414.52m) の山[3][4][注釈 2][注釈 3]で、日本二百名山に選定されている。
由来
古くは瀧倉ヶ岳、ケカチ山といったという[6]。
毛勝谷からきた名前で、夏に水不足になると、融雪を促すため人々が鍬で毛勝谷などの雪渓を崩したと伝えられ、毛勝谷の名は水不足[注釈 4]による凶作すなわち飢渇(けかつ、けかち、きかつ-飢饉の意)が毛勝に転訛したという説がある[7]。
「ケカチ谷」とは、年中雪の消えない谷のことで、長野県北部の小谷(おたり)村や新潟県西頸城あたりの方言だといい。戦国末期、越後落人が移り住んだからだという説もある[8]。
片貝では山を付けず「けかち」と呼ぶ人が多い。地元の(古くからいる)人々の発音では「きかつ」と聞きとれる。この地方の言葉で「かつ」とは「切る」とか「打つ」といった意味がある。
自然
この山の標高1400〜1500m地点にある万年雪(高さは6〜10m)は、海から20km地点に存在するのは国内で唯一であり、世界でも珍しいとされている。この万年雪は夏まで残る。
釜谷山(かまたんやま)
猫又山(ねこまたやま)
登山道
毛勝山へは、近年、無積雪期でも登れるように西北尾根からのコースが藪刈りされており、昭文社の2021年度の『山と高原地図 37 剱・立山』では、西北尾根登山口の表記と共に、毛勝山登山ルート(西北尾根)として赤実線の一般登山道の扱いで記載されている。同地図では登り7時間、下り4時間40分の計11時間40分のコースタイム設定であり、標高差1,700mで途中に山小屋もないため、山行には相応の体力が必要である[12]。このコースが開設される以前は、残雪期に限って片貝東又発電所近くから阿部木谷へ入り毛勝谷から登るルート[13]しかないとされていた。
猫又山へは、馬場島からブナクラ谷に入り、谷の途中から尾根に取りつき大猫平と大猫山を経由する登山道と、ブナクラ谷を遡りブナクラ乗越を経由して尾根を急登する登山道があり、昭文社の2021年度の『山と高原地図 37 剱・立山』では両登山道とも破線の難路登山道扱いとなっている。同地図では猫又山を大猫山経由で往復すると登り8時間、下り5時間20分の計13時間20分、猫又山をブナクラ乗越経由で往復すると登り7時間10分、下り5時間30分の計12時間40分のコースタイム設定となっている。また参考モデルコースとして、1泊2日のテント泊で歩行時間18時間20分の「馬場島から猫又山・赤谷山一周」が掲載されている。このモデルコースは、大猫山経由で猫又山山頂に至りブナクラ乗越経由で下山する時計回りの13時間30分の一周コースに、ブナクラ乗越から赤谷山までの往復4時間50分の行程を加えたものである[12]。なお猫又山~釜谷山~毛勝山を縦走できる登山道はない。
- 池塘が点在する前衛峰・モモアセ山
- クワガタ池の畔に咲くチングルマ
- 毛勝山から見下ろした毛勝谷
- 奥大日岳から見た毛勝三山と剱岳
