民部省図帳

From Wikipedia, the free encyclopedia

『民部省図帳』(みんぶしょうずちょう)は、日本古代律令制下における土地台帳[1]。単に『図帳』とも称する。

元亨2年(1322年)の奥書をもつ9分の残片が伝わっているが、偽書と見る説が根強い[2]

もとは班田収授等の目的で民部省に提出された全国の田籍田図のことを指す。荘園公領制下では争論に際してこの図帳が参照されることもあった。鎌倉期までに大半が廃棄されたと見られる。

江戸期以降、『民部省図帳』を名乗る書物が学者の間で広まった。この書の表紙によれば中原職忠による寛永13年の写本で、摂津国志摩国尾張国薦河国因幡国美作国備前国備中国筑前国名・神社名などを記している。郷名・神社名は『和名類聚抄』や『延喜式神名帳』に見えるものと合致する。元亨2年と文明2年の奥書をもつが、この書については中世以前の写本や引用が全く見つからないことから偽書とする説が強い[2]

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

Related Articles

Wikiwand AI