水中出産

From Wikipedia, the free encyclopedia

水中出産をしている母親の例
水中出産

水中出産(すいちゅうしゅっさん、英語: Water birth)は、自然出産アクティブ・バースの一種で、部屋に水中出産用の浴槽を用意して、そこに入れられた微温湯の中で行う出産のことである[1][2]。36度や37度の温水プールの中で行われる水中出産では、心と体の緊張がほぐれ、水中に働く浮力によってリラックス効果で陣痛が和らぐことが期待されており、自然分娩の中でも人気の高い出産方法の一つではあるが、日本では設備不足のため、水中出産を行える施設は限られている[3][4][5]。水中出産は自宅や産院で行われることが多いが、海外では人気の高まりに伴って病院での水中出産を行うケースも増加している[4]

水中出産はフランスの産科医であるオダン博士などによって提唱された出産方法の一種で、羊水と同じ状況を作り出すために自然塩を溶かした水の中で出産するものである[6]。水中出産は「自然出産」を奨励する動きの中で加熱化し、1990年代から広まった[7]。1991年には、水中出産のドキュメンタリーにインスピレーションを受けたカート・コバーンによって、後に児童ポルノの議論を呼んだニルヴァーナのアルバム『ネヴァーマインド』のジャケット写真が誕生した[8]

2021年1月には、イギリスの女性が水中出産の一部始終をInstagram上で投稿したところ、命の誕生に対して感動を表するものや、生々しすぎるとして動画を叩くものも現れた[9]

メリット

水中出産の支持者によれば、水中出産は落ち着いて行えるもので、助産医指導のもとでの十分なケアを受けられるものであると話している[10]

2018年、コクランは水中出産について、水中出産は開口期の段階で、硬膜外麻酔や硬膜外鎮痛の量を少なく、悪影響も少なくなることを発見した[11]。また、コクランは開口期と娩出期での水深による悪影響が増加するということを証明するだけの証拠は現状ではないとした[11]。水中出産は、母体の会陰部に対するサポートを必要とする可能性があり、いくつかの文献では会陰切開術の使用などを減少させる可能性があると述べている[12]

リスクと懸念

水中出産に関する有名人

脚注

Related Articles

Wikiwand AI