水屋の富

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水屋の富』(みずやのとみ)は古典落語の演目。富籤に当たった庶民が、当籤金を取られないように用心して隠しながら、毎日隠し場所を覗いていたためにそれが露見してしまうという内容。

タイトルの「水屋」は江戸時代江戸にいた行商で、神田上水などの上水道の水を井戸掘りの難しい下町に桶で運んで1杯4文で売り、主人公がこれを生業とする[1]

原話は中国が源流ともされ、日本の笑話本では明和7年(1770年)の『軽口片頬笑』第2巻「了簡違」に最初に見え、以後も安永2年(1773年)刊行『出放題』所収「気がかり」、安永3年(1774年)刊行『仕形噺』所収「ぬす人」、文政10年(1813年)に刊行された笑話本『百成瓢』所収「富の札」など、同趣向の小咄は複数存在する[1]。東大落語会編『落語事典 増補』は「富の札」を「原話」とする[2]

3代目柳家小さんがよく口演した演目だったとされる[2]

脚注

参考文献

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