水浴の女たち (フラゴナール)

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水浴の女たち』(すいよくのおんなたち、: Les Baigneuses, : The Bathers)は、18世紀フランスロココ期の巨匠ジャン・オノレ・フラゴナールが1765-1770年にキャンバス上に油彩で制作した絵画である。1869年にルイ・ラ・カーズ英語版医師から遺贈されて以来[1]パリルーヴル美術館に所蔵されている[1][2]

 

製作年1765-1770年
寸法64 cm × 80 cm (25 in × 31 in)
概要 作者, 製作年 ...
『水浴の女たち』
フランス語: Les Baigneuses
英語: The Bathers
作者ジャン・オノレ・フラゴナール
製作年1765-1770年
素材キャンバス上に油彩
寸法64 cm × 80 cm (25 in × 31 in)
所蔵ルーヴル美術館パリ
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作品

フランソワ・ブーシェ水浴のディアナ』 (1742年)、ルーヴル美術館、パリ

19世紀にロココ絵画を再評価した文学者ゴンクール兄弟は、「悦楽 (プレジール) という言葉は18世紀のための言葉である。この世紀の秘密とその魂はこの言葉に尽きる。18世紀は悦楽によって呼吸し、養われ、生命を与えられた」と述べている[3]

フラゴナールは、師のフランソワ・ブーシェが展開した華麗なロココ絵画の精神を受け継ぎながら、18世紀の後半にもっと自由で、のびやかな絵画の世界を切り開いた画家である[4]。神話の女神ニンフたちの姿を借りて森の中で水浴を楽しむ裸婦を描くことは、ブーシェを初めロココの画家たちが好んだ画題であった。しかし、本作ほど豊麗な自然と一体になった裸体の女性たちを描いた例は、ほかにない[2]

フラゴナールは、緑地に囲まれた水辺で気ままに水浴をする一群の少女たちを描いている。手前の岸辺のや奥の森の濃密な草むらに加え、空の雲にいたるまで画面いっぱいに自然の豊かな生命力が溢れている。女性たちの姿も同様に艶やかで動きの多い筆致で描かれ、周囲の自然と一つに溶け合っている。彼女たちの豊満な肉体は少しも重みを感じさせず、軽やかに空中に飛翔している[2]。フラゴナールは、生命の喜びを溢れんばかりに画面に躍動させた画家であった[3]

なお、この絵画には、17世紀フランドルバロック期の巨匠ピーテル・パウル・ルーベンスの影響が見られ、それは色彩の選択や女性の身体像に明らかである[5]

脚注

参考文献

外部リンク

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