水軒駅
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年表
木材輸送を目的に和歌山県が建設した和歌山港線の終点。1967年(昭和42年)に和歌山下津港和歌山本港区の南に水面貯木場が完成したことを受けて、1971年(昭和46年)に南海の駅として開業したが、既にトラックによる木材輸送が主流になっており、木材輸送貨物列車が走ることは廃止まで一度もなかった。
隣の和歌山港駅までは難波駅から直通する特急・急行を含め多数運転があるものの、当駅まで運転される旅客列車は開業当初から非常に少なく、和歌山市駅発着の普通列車が1日2往復(2001年〈平成13年〉時点で朝9時台と昼15時台、平日・土休日とも同時刻[1])あるのみであった。このため南海の各駅にある運賃表の水軒駅の傍らには「水軒行きは一日2列車です 係員におたずねください」という注意書きがあった。
当駅の1日あたりの平均乗降人数は開業以来数人だったが、1日2往復という必要最小限の運行が続けられた。しかし、和歌山港駅 - 当駅間にあった踏切[2]の道路幅が狭く、住民から改良を求められたことを契機に廃止案が練られ、和歌山県議会の議決を得て廃止が決定した。2002年(平成14年)5月には「さよなら水軒駅」イベントが行われ、同年4月には難波から10000系による臨時特急が運転された。同年5月25日の営業最終日には臨時列車が多数運転され、最終列車では乗務員への花束贈呈も行われた。
駅構造
駅周辺
現況

和歌山県指定史跡「水軒堤防」の石積みの一部が、和歌山県文化遺産課により当駅跡地に移設復元され公開されることが決まり[6]、2010年(平成22年)10月に移築工事が完了した[7]。
和歌山港駅から当駅までの線路跡については、高架駅である和歌山港駅から続く高架線がそのまま残されており、和歌山市中央卸売市場付近までは雑草に覆われているものの高架線から続く線路跡が残っている。そこから先は花王和歌山工場第2西門へ出入りするための通路に転用され、さらにその通路から先は当駅まで線路に沿って延びている道路の拡幅に充てられたため、当駅の部分を除いて痕跡は残っていない。
隣の駅
- 南海電気鉄道
- 和歌山港線
- 和歌山港駅 - 水軒駅

