氷の涯
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登場人物
- 上村作次郎
- この手記の語り手。女嫌いの文学青年であり、探偵趣味を持つ。東京美術学校 (現東京芸術大学)[2] を中退し、ピアノ弾きからペンキ職人に転落したあと帝国陸軍に徴兵された。ロシア内戦が起きると、北満守備のために一等卒として満州へと出征した。満州では満州通となり、司令部に重宝されるようになっていた。十五万円事件で捜査本部附きとなるも、退屈さから探偵の真似事を始め、事件に関わっていく。
- オスロフ・オリドイスキー
- 白軍の総元帥であり、セミョーノフ将軍及びホルワット将軍を従えてシベリア王国の建設を計画していた。また、日本軍に家屋を提供していた。近ごろは旅行がちとなっていた。
- ニーナ
- オスロフの養女。19歳だが、化粧により幼く見える。自称コルシカ人とジプシーのハーフ。酒を飲むと悪魔のような記憶力を表す。
- 富永トミ
- 大衆料理店および待合店「銀月」の女将。「銀月」は十五万円事件で捜査を受けていた。
- 坂見芳太郎
- 大衆料理店および待合店「銀月」の会計係。
- 星黒
- 経理室附きの二等主計。十五万円事件に関与する。
- 十梨
- 司令部附きのロシア語通訳。ホルワット将軍の手記の翻訳を任されていた。十五万円事件に関与する。
登場場所
参考文献
- 杉山龍丸『わが父・夢野久作 増補完全版』中央公論新社、2026年3月10日。ISBN 978-4-12-005999-5。