氷食症
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原因
原因不明である。ストレスなどによる精神疾患、または鉄欠乏性貧血、その前駆状態である「貧血がない鉄欠乏症」で氷食症が起こる事が確認されているが、原因の切り分けは出来ていない。日本の臨床報告では、氷食症を主訴として受診した患者に重度の鉄欠乏性貧血が認められ、鉄剤治療により氷を食べる行動が改善した症例が報告されている[2]。
体温を腋下と口腔内で比較したとき、口腔内が高いことから、口腔内を冷やすためではないかという説や、鉄欠乏により食嗜好が変わるという説があるが、未だ不明な点が多い。精神疾患である強迫性障害の一つとして見られることもある[1]。なお、氷を大量に食べることにより鉄分の腸管吸収が低下し、鉄欠乏を招くという逆の発想からの説もあるが、鉄剤治療に際して、氷食症合併群と非合併群の間にその治療効果・速度に差のないことから、疑問視されている。
症状
基本症状は、氷を強迫的に食べる(食べずにいられない)こと。持久力の低下、記憶力の低下、寝起き寝つきの悪さ、食欲低下などの鉄欠乏症状や、顔色不良、動悸、息切れなどの貧血症状を伴うことが多い[1]。強迫性障害による場合は、他の強迫症状(手洗い、ドアノブ拭きなど)を合併することがある。