波多方峠
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波多方峠の旧道
波多方トンネルを通る新道からすれば旧々道ということになるが、波多方峠には徒歩道が残っている。これは往還の道筋そのままである。一部分は茶畑への道として利用されており、軽トラックの通行のため拡幅および舗装されているものの、峠付近は木々の間を縫っていくような細い道のままである。この部分も以前は林業従事者が利用していたために道の体をなしていたが、近年は荒廃が目立っている。なお、この徒歩道と車道は全く違う場所を通っているのではなく、数回交わる。
車道の開通と改修
旧往還は非常に勾配が急でしかも道幅が狭く、自動車の通行が困難であったため、新たに車道が拓かれた。往還が尾根伝いに登っていくような道筋であったのに対して、車道は谷を巻いて距離を伸ばし、勾配をやや緩やかにしている。ただし道幅は離合するのがぎりぎりであり、離合不能の箇所も散見された。また、昭和45年(1970年)頃まで未舗装のままであり、路面状況もあまりよくなかった。その後アスファルトで舗装されたものの、あまりに幅が狭いので一部分が改修されることになった。
昭和の終わり頃、杵築側の急カーブが連続する箇所およびその前後が拡幅され、2車線(片側1車線)になった。しかし残りの大部分は1,5車線ほどの曲がりくねった道路のままであり、特に大田側は延々と狭路が続いた。平成3年(1991年)には大分空港道路が開通し、杵築市大字馬場尾に杵築・大田インターチェンジが完成した。その頃、波多方トンネルの計画が持ち上がった。