ニーチェによる代表的な言葉のうちの1つである。『善悪の彼岸』という著書で用いられていた。深淵というのは解決が難しい問題であるとのこと。解決が難しい問題には底知れない不気味さが存在しており、それに没頭しすぎて我を失ったならば、自分が悪者に思われる可能性があるとのこと[1]。
この言葉の広く知られている意味や解釈としては、乗り越えるべき悪や問題に没頭しすぎたならば、いつしか我を失い自分自身が悪い方向に影響される可能性があるというのがある。刑事事件を解決させる場合に、凶悪な犯罪者と接するうちに、次第に共感したり影響されたりで犯罪に手を染めてしまうということがあるようにである[2]。
ミイラ取りがミイラになるというような意味である。英語ではAs I look into the abyss, the abyss looks into me.と表記する[3]。