滋賀県道16号大津信楽線
滋賀県の道路
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滋賀県道16号大津信楽線(しがけんどう16ごう おおつしがらきせん)は、滋賀県大津市から甲賀市信楽町に至る主要地方道(滋賀県道)である。
| 主要地方道 | |
|---|---|
| 滋賀県道16号 大津信楽線 主要地方道 大津信楽線 | |
| 総延長 | 24.6 km |
| 制定年 | 1972年 |
| 起点 | 大津市神領3丁目 神領交点【北緯34度58分22.3秒 東経135度54分36.9秒】 |
| 終点 | 甲賀市信楽町 牧交点【北緯34度54分44.5秒 東経136度4分45.8秒】 |
| 接続する 主な道路 (記法) |
滋賀県道43号平野草津線 滋賀県道12号栗東信楽線 |
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概要
大津市から堂・平野を経て、大戸川の河谷に沿って信楽山地へ入り、甲賀市信楽町牧で国道307号へ接続する路線である[1]。通称「信楽道」とも呼ばれる[1]。
大戸川ダム建設に伴う付替道路
大津市牧から甲賀市信楽町黄瀬の区間は約 5,000 台/日の交通量があり、大型の路線バスも走る一方で、幅員が狭隘である[2]。この区間に大戸川ダムの建設に伴う付替道路が設置された[3]。
この付替工事は大津市平野町から3,350 mの区間は道路単独整備区間として滋賀県が施工者となり、その先の甲賀市信楽町黄瀬までの7,086 mが国土交通省が施工者となる[4]。
大戸川ダムの建設見送りに伴い付替道路の建設も予算削減が検討されたが、コストを削減することを条件に継続することとなった[5]。道路規格を見直し、歩道の整備は取りやめ、ルートの変更を行った[6]。結局ダムは、激甚化する豪雨災害を背景に治水目的に規模を縮小して建設されることとなった。
国道422号のバイパス整備とあわせて、大津市から甲賀市信楽地域や三重県方面との間で災害に強い道路ネットワークの形成する[7]。
路線データ
- 起点:大津市神領3丁目(滋賀県道2号大津能登川長浜線・滋賀県道57号瀬田西インター線交点)
- 終点:甲賀市信楽町牧(国道307号交点)
歴史

- 1958年(昭和33年)7月26日 : 滋賀県道110号牧大津線として県道認定[8]。
- 1972年(昭和47年)3月21日 : 主要地方道になり[9]、路線名称を「牧大津線」から現行の「大津信楽線」に、路線番号を「110」から「345」に改番する[10]。
- 1988年(昭和63年)3月30日 : 大津市桐生町で法面崩落による死亡事故が発生[11](後述)。
- 1990年(平成2年)
- 1993年(平成5年)5月11日 :建設省が大津信楽線の一部を主要地方道瀬田西インター線として指定[14]。
- 1994年(平成6年)4月1日 : 瀬田西インターチェンジから神領交差点までの区間を滋賀県道57号瀬田西インター線として分割され、区間短縮[15]。
- 1999年(平成11年)6月 : 大戸川ダム建設による県道の付け替え工事が着手される[16]。
- 2000年(平成12年)3月21日 : 大津市上田上大鳥居町から信楽町黄瀬(当時)まで五本松橋(橋長 72 m)を含む1,860 m のダム付け替え道路が完成[17]。
- 2002年(平成14年)8月8日 : 信楽町黄瀬(当時)のバイパス1,183 mが供用開始された[18]。
- 2003年(平成15年)8月11日 : 信楽町黄瀬(当時)の旧道1,086 mが信楽町に移管[19]。
- 2004年(平成16年)3月28日 : 大津市上田上大鳥居町の1,875 m がダム建設工事に伴い供用開始された[20]。
- 2019年(令和元年)8月1日 : 大津市牧から牧町焼野トンネル(364 m)を経て同市平野の県道南郷桐生草津線に至る2.1 kmの付け替え県道が供用開始。
- 2020年(令和2年)4月1日 : 大津市牧から同市平野の旧道2,050 mが大津市に移管[21]。
- 2023年(令和5年)3月25日 : 大津市牧から甲賀市信楽町黄瀬に至る8 kmの付け替え県道が供用開始[22]。
1988年3月の法面崩落による死亡事故
1988年(昭和63年)3月30日に法面崩落により、通行中の自動車が巻き込まれ2人死亡する事故が発生した[23]。約190 m3の土石が崩落し、そのうち約90 m3が高さ3 mの防護壁の上に設置されていた高さ3 mの落石除けフェンスを押し倒して道路上に落下し、通りかかった自動車1台を押しつぶした[24]。
事故現場の斜面は比較的風化が進んでいない岩石が主体であり、尾根が河岸に張り出す急傾斜の地形となり、土石崩落が起こりやすい場所だったと考えられる[25]。また、真砂土と風化が進んでいない花崗岩が混在していることから凍結と融解の繰り返しで土粒子の結合が緩くなることで脆弱な斜面となっていたとも考えられる[25]。そして、大戸川に沿って車両の通行できる幅員で道路を建設するときに山側斜面の切り取りで斜面の不安定化が進んだとみられる[25]。崩落した斜面からコケが生えており、既に岩盤が緩んで亀裂ができていたことが推察できる[25]。
路線状況
重複区間
- 滋賀県道2号大津能登川長浜線(大津市神領3丁目、起点 - 大津市神領・瀬田南交差点)
- 滋賀県道108号南郷桐生草津線(大津市中野・中野町南交差点 - 大津市平野)
地理
通過する自治体
交差する道路
- 滋賀県道2号大津能登川長浜線・滋賀県道57号瀬田西インター線(大津市神領3丁目、起点)
- 国道1号 京滋バイパス一般部分(滋賀県道2号大津能登川長浜線 重複)(大津市神領・瀬田南交差点)
- 滋賀県道108号南郷桐生草津線(大津市中野・中野町南交差点)
- 滋賀県道43号平野草津線・滋賀県道108号南郷桐生草津線(大津市平野)
- 滋賀県道12号栗東信楽線(大津市上田上大鳥居町)。現道とのみ接続している(付け替え県道とは接続していない)[6]。
- 国道307号 近江グリーンロード・滋賀県道136号雲井停車場線(甲賀市信楽町牧・牧交差点、終点)
沿線にある施設など
- 滋賀県立瀬田工業高等学校・滋賀県立瀬田高等学校
- 大宝工業関西滋賀工場
- 瀬田ゴルフコース
- 大津上田上郵便局
- 大津市立上田上小学校
- NTT西日本 滋賀支店上田上別館
- 上田上郷土史料館
- 関西電力 大戸川発電所
- 関西電力 大鳥居発電所