瀬底土帝君
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土帝君は、中国古来の土地関係の神の一種で、一般には土地神と呼ばれる。瀬底の土帝君像は2体の脇士を伴った男神1体の像であるが、当初の像は第二次世界大戦中に盗難に遭い紛失した。現在は、1957年(昭和32年)に瀬底土帝君の所有者である上間家が購入した同様の像が祀られている。
土帝君は沖縄各地に祀られているが、その中でも瀬底土帝君は最大規模を保つ礼拝施設である。建設年代は不明だが、本殿および拝殿の軸部、石組の状態から、上間家二世健堅親雲上(きんきんぺーちん、またはけんけんぺーちん)が木像を請じて帰朝した時期、18世紀中頃の造営と考えられている[2]。本殿や拝殿の屋根は元は茅葺であったと推定されるが、その後本瓦葺に変わり、壁面は珊瑚石の巨石を用いて建てられている。正面の石垣は1965年(昭和40年)頃に一部を積み直しセメントで補強したほかは大きな改変はなく、全体として保存状態も良いため、土帝君信仰に関する建造物の形態をよく保つ代表的な遺構として高く評価されている[3]。


