無限スクロール From Wikipedia, the free encyclopedia スマートフォンでニュースをスクロールしている人物 無限スクロール(むげんスクロール、英語: Infinite scrolling)は、ウェブデザインの手法の一つであり、ユーザーがページを下方向にスクロールするたびに新しいコンテンツが動的にページ下部へ追加され、理論上「永遠にスクロールできる」ように見える仕組みである。これは、コンテンツを離散的なページに分割するページネーション(英語版)とは対照的である。 2019年、無限スクロールの考案者であると主張するエイザ・ラスキンは、この技術を発明したことを後悔していると述べた。彼は「その結果を予見できなかった」とし、さらに「単にユーザーを助けるのではなく、意図的にできるだけ長くオンラインに留めることを目的とした最初期の製品の一つ」であると説明した[1]。 バリエーション 無限スクロールにはさまざまなバリエーションが存在する。例えば以下のようなものがある。 「もっと読む」ボタンを設置し、ユーザーが任意で追加コンテンツを読み込める形式。これにより閲覧の制御がユーザー側に委ねられる。例としては Google検索が挙げられる[2]。 ページネーションを統合した無限スクロール。ユーザーがどの程度スクロールしたかを示す仕組みであり、例としては Googleショッピングのモバイル版ウェブサイトがある[3]。 議論 ユーザビリティ研究では、無限スクロールがアクセシビリティ上の問題を引き起こす可能性が指摘されている[4]。 また、終了の手がかりが欠如していることが、スマートフォン依存やソーシャルメディア依存(英語版)につながる要因の一つとされている[5][6]。 Googleは、2021年頃よりユーザの画面スクロールに合わせ自動読み込みを行うタイプの無限スクロールを導入していたが、2024年6月に「PC版ではぞれ以前のページネーション方式に戻す」「スマホ版は"もっと読む"をタップすると次を表示する」方式に仕様を変更した。同社では理由として「より多くの結果を自動的に読み込んだからといって、Google検索の満足度が大幅に高まるわけではないことが分かった」としている[7]。 脚注 ↑ Reporter, Tom Knowles, West Coast Technology (2019年4月26日). “I'm so sorry, says inventor of endless online scrolling” (英語). www.thetimes.com. 2025年3月19日閲覧。 ↑ “What is Infinite Scrolling?” (英語). The Interaction Design Foundation. 2025年3月20日閲覧。 ↑ “What is Infinite Scrolling?” (英語). The Interaction Design Foundation. 2025年3月20日閲覧。 ↑ Sharma, Sushil; Murano, Pietro (2020-02-18). “A usability evaluation of Web user interface scrolling types” (英語). First Monday. doi:10.5210/fm.v25i3.10309. hdl:10642/8218. ISSN 1396-0466. https://firstmonday.org/ojs/index.php/fm/article/view/10309. ↑ Noë, Beryl; Turner, Liam D.; Linden, David E. J.; Allen, Stuart M.; Winkens, Bjorn; Whitaker, Roger M. (2019-10-01). “Identifying Indicators of Smartphone Addiction Through User-App Interaction”. Computers in Human Behavior 99: 56–65. doi:10.1016/j.chb.2019.04.023. ISSN 0747-5632. PMC 6686626. PMID 31582873. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6686626/. ↑ Purohit, Aditya Kumar; Barclay, Louis; Holzer, Adrian (2020-04-25). “Designing for Digital Detox: Making Social Media Less Addictive with Digital Nudges”. Extended Abstracts of the 2020 CHI Conference on Human Factors in Computing Systems. CHI EA '20. New York, NY, USA: Association for Computing Machinery. pp. 1–9. doi:10.1145/3334480.3382810. ISBN 978-1-4503-6819-3. https://dl.acm.org/doi/10.1145/3334480.3382810 ↑ 「満足度が高まるわけではなかった」Google、検索結果を自動的に読み込む“無限スクロール”廃止へ - Internet Watch・2024年6月26日 Related Articles