父と追憶の誰かに
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| 父と追憶の誰かに | ||
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| 著者 | 住野よる | |
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| 言語 | 日本語 | |
| 公式サイト | kimisui-anime.com | |
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『父と追憶の誰かに』(ちちとついおくのだれかに)は、住野よるによる日本の短編小説。『君の膵臓をたべたい』(以下、本編)の後日譚を描いた小説である[1]。
ストーリー
自分の平凡さが嫌いな「ふゆみ」は日々を飽き飽きと生きているため「何もない人生は退屈だ」、「退屈なままの人生であれば劇的に死んだ方がまだ良さそう」と発言し、父と喧嘩をする。その夜、ふゆみは父が電話で女性と会う約束をしているところを目撃する。
父の浮気を疑ったふゆみが幼馴染のあんずとともに待ち合わせ場所で張り込むと、父の前に若い女性が現れた。女性の若さからふゆみは、父の隠し子かもと考える。ふゆみとあんずが父と女性を尾行すると、2人は墓地に向かった。墓地で女性が「娘なら自分の人生にいたかけがえのない人のことを知りたいと思う、娘に話した方が良い」と話す声が聞こえた。それに対する父の答えは風で遮られてしまったため、ふゆみは思わず飛び出して父を問い詰める。
話を聞くと、彼女は山内良佳という名前で、高校時代に父が特別な時間を過ごし、いまでも大事に想っている人の姪だとわかった。そして父からいまでも大事に想っている人、山内桜良の話を聞く。平凡極まりないと思っていた父の人生は、山内桜良との出会いにより父が自分を認めて生きようと決意し、自分のやりたいもの、大切なものとして選んできたものと知った。
翌日、ふゆみはあんずに幸せになると思って生きると宣言する。幸せになろうと思って生きていけば、つまらないものはないのではないか、ぼんやりではあるけれど、そんなものなのかなと感じたからだった。