牧村和美
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1940年に鹿児島県で生まれる[1]。デビュー作は不明だが、1962年9月に倒産した兎月書房での活動実績が確認されていることから、少なくとも20代前半から貸本漫画家として活動していたとみられる。
兎月書房の倒産後は、貸本少女漫画アンソロジー『星座』(東京漫画出版社)や『風車』(若木書房)に執筆。この時期の代表作として、ちばてつやの少女漫画を模倣した「おてんばシリーズ」「現代っ子シリーズ」がある。貸本業界の崩壊後は、執筆の場を漫画雑誌に移し、芳文社の青年漫画雑誌『漫画コミック』に創刊号から参加(1968年6月)。以後、ちばてつや調の絵柄のまま、お色気漫画に転向する[2]。当時は学生運動が激しさを増していた時期で、少年誌にも性描写・暴力描写が増えていた時期だったが、牧村は一貫して牧歌的なスタイルのお色気漫画を描き続けた。
1970年1月からは隔週刊時代の『少年チャンピオン』(秋田書店)に代表作となる『モーレツ先生』(原作・長谷川彰)を1年間にわたり連載する(チャンピオンで女性を主人公とした作品としては第1号であった[3])。この作品は、破天荒で型破りな美人教師と生徒達との交流を描いた青春群像活劇で、読者に与えたインパクトは大きかったものの、単行本数冊分の未収録作品を残したまま1巻で打ち切られた[4]。
その後も『少年キング』『少年サンデー』『別冊少年ジャンプ』『高1コース』『COMコミックス』などで活動するが、1973年までに一般少年誌での連載がすべて終了し、執筆の場は青年誌・大人漫画誌へと完全に移行する。以後、大人漫画誌の艶笑枠に徹して執筆を続けていたが、1975年以降、艶笑ではなく過激なエロに特化した三流劇画誌が浸透するにつれ、徐々に仕事が減少。40代に差し掛かった1981年頃を最後に活動が途絶えたとされる。
評価
単行本
- 『モーレツ先生』秋田書店(チャンピオンコミックス)全1巻、新書判、1971年2月5日(絶版)
- 『性らあ服3人組』サン出版、全1巻、B6判、1976年9月5日(絶版)