牧野佐二郎
From Wikipedia, the free encyclopedia
千葉県成田市出身。1930年(昭和5年)北海道帝国大学農学部染色体学科卒業。
1932年(昭和7年)7月、自分の体に縄をつけて船上から倶多楽湖に潜り、エゾサンショウウオの幼形成熟個体を採集した[1]。エゾサンショウウオの幼形成熟は1919年に発見されていたが、標本が残っておらず、牧野が獲たものが2020年の再発見まで唯一の標本となっていた[1]。
1940年(昭和15年)「ハツカネズミ属の細胞学的研究」で理学博士。1947年(昭和22年)北海道帝大教授となり、山階鳥類研究所研究員、のち国立遺伝学研究所研究員を兼任。1969年(昭和44年)北海道大学理学部付属動物染色体研究施設長、1970年(昭和45年)退官して名誉教授。
染色体の新しい顕微鏡観察法を開発。ヒトや動物の染色体を研究し、がんの細胞遺伝学的研究も行った[2]。
門下に吉田俊秀。 1973年(昭和48年)日本学士院会員となり、1983年(昭和58年)にはインド科学アカデミーの外国会員に選ばれた。
受賞歴
- 1944年(昭和19年) 日本遺伝学会賞
- 1953年(昭和28年) 北海道新聞文化賞
- 1954年(昭和29年) 日本動物学会賞
- 1958年(昭和33年) 日本学士院賞
- 1961年(昭和36年) 東レ科学技術賞(「哺乳動物および人類の染色体研究」)
- 1967年(昭和42年) 日本人類遺伝学会賞(「人類の染色体に関する研究」)
- 1975年(昭和50年) 「Human chromosomes」で日本翻訳文化賞 (平松)
- 1976年(昭和51年) 勲二等瑞宝章受勲
- 1976年(昭和51年) 日本医師会最高優功賞
- 1976年(昭和51年) 高松宮妃癌研究基金学術賞(「癌の細胞遺伝学的研究」)