犬コクシジウム症

From Wikipedia, the free encyclopedia

犬コクシジウム症(coccidiosis)は、原虫であるコクシジウム(球虫、coccidia)が腸管に寄生することによって発症する、およびの感染症である。

主に幼犬に、下痢、脱水症状、嘔吐、食欲不振などの目立った症状が現れる。

犬ではシストイソスポーラ(Cystoisospora spp.)が比較的よくみられるコクシジウムである。品種特異性があり、犬に感染するのはCystoisospora canisCystoisospora ohioensisである。[1]

原因

幼犬へは、ほとんどの場合、母犬の糞便を介して感染する。あるいは、胞子形成オーシストや、マウスなど待機宿主を摂取することによる。 成犬は寄生虫の接合子嚢オーシストを糞便中に排出していても免疫力がついているため、無症状であることが多い。その一方で、免疫機構が未発達な6か月未満の幼犬に感染しやすく、ストレス(新しい飼い主、運搬、季節変化、栄養不良、その他の感染症など)が引き金となって、寄生虫が増殖し発症すると考えられている。[2]

症状

一般的にいずれの種も固有宿主では病原性が低く、軽い下痢を引き起こす程度である。 約13日間の潜伏期間を経て、発症する。最も顕著な症状は、持続的な水っぽい、粘液まじりの下痢である。重症な場合には、血便、嘔吐、食欲不振、脱水症状が伴い、衰弱することもある。[3]

治療

1週間から3週間のサルファ系抗生物質の投与でコクシジウム症は、治癒可能である。薬が原虫を死滅するのではなく、増殖を止め、その間に犬の免疫力がつき撲滅するものである。

予防

関連項目

脚注

Related Articles

Wikiwand AI