球都
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群馬県桐生市では、古くから野球との関わりが深く、戦後プロ野球夜明けの地とされる桐生新川球場(現・新川公園)が「日本野球伝来150年記念事業」の一環として“聖地・名所”に認定されている[1]。
市内の高校野球の伝統は、繊維産業の繁栄を背景とした地域文化として根付いており、6校ある高等学校のうち5校(約8割)が甲子園出場経験を持つ[2]。桐生第一高等学校は1999年の第81回全国高等学校野球選手権大会で群馬県勢として初めて優勝を果たし[3]、群馬県立桐生高等学校も全国高等学校野球選手権大会出場回数14回を誇り、選抜高等学校野球大会でも準優勝を含む成績を収めている[4]。
こうした野球の歴史や背景を地域資源として活用し、2022年より桐生市は民間企業と連携し「球都桐生プロジェクト」の取り組みを開始。9月10日を「球都桐生の日」と定めた[5]。
また、同プロジェクトでは、旧群馬県立桐生南高等学校の廃校利活用を進める一般社団法人桐生南スポーツアカデミーと連携し、市民が利用できるスポーツトレーニング施設「球都桐生野球ラボ」を整備。 この施設は、プロ選手も使用する設備を備える一方で、地域の子どもから高齢者まで幅広い世代が利用可能な「市民スポーツラボ」となっており、野球に限らず他のスポーツ活動、地域交流の場としても活用され、市民の健康寿命の延伸や、青少年の成長サポート、地域におけるスポーツコミュニティの形成と活性化を目指す取り組みとして位置づけられている[6]。
毎年8月下旬から9月10日を「球都桐生ウィーク」として、野球を核とした地域活性イベントを開催。
2023年には、東京六大学野球連盟オールスターゲームを関東で初開催し、同年2023 ワールド・ベースボール・クラシック優勝監督の栗山英樹を迎えた「野球×まちづくり」シンポジウムを開催した。2024年には「スポーツ×まちづくり」をテーマに、川淵三郎、本橋麻里らが登壇するシンポジウムや、ベースボール5日本代表のエキシビションマッチ、早稲田大学野球部による野球教室などが行われた。また同年、一般社団法人日本スポーツマンシップ協会代表理事の中村聡宏が「日本初の桐生市スポーツマンシップ大使」に就任している[7]。
2025年には、旧桐生南高校跡地「KIRINAN BASE」内に「球都桐生歴史館」が開館し、桐生高校野球部OBの木暮洋、阿久沢毅(群馬クレインサンダーズ運営会社、群馬プロバスケットボールコミッション社長)による対談、各世代日本一監督による名将対談や、慶應義塾体育会野球部による教室、人気野球漫画『ダイヤのA』の沢村栄純モニュメント除幕式が開催された[8]。
また、元メジャーリーガー上原浩治によるYouTube番組『雑談魂』が桐生市で公開収録され、斎藤雅樹・村田真一とのトークイベントも配信された。
さらに9月には、球心会代表で福岡ソフトバンクホークス取締役会長の王貞治が桐生市を視察。旧新川球場跡や球都桐生歴史館を訪れ、「桐生が日本の野球を支えてくれると思うほど組織的にしっかりしていた。選手たちは目標が立てやすく、うまくなる環境が整っている。野球界の将来が楽しみ」と語った[9]。
脚注
- ↑ “旧新川球場”. 日本野球機構. 2026年1月22日閲覧。
- ↑ “桐生の高校野球”. 球都桐生公式サイト. 2026年1月22日閲覧。
- ↑ “夏の大会 歴代優勝校”. 阪神甲子園球場. 2026年1月22日閲覧。
- ↑ “桐生高校”. データマン. 2026年1月22日閲覧。
- ↑ “「球都桐生の日」制定|桐生市ホームページ”. www.city.kiryu.lg.jp. 2026年1月22日閲覧。
- ↑ “球都桐生とは”. 球都桐生公式サイト. 2026年1月22日閲覧。
- ↑ “球都桐生ウィーク2024”. 球都桐生公式サイト. 2026年1月22日閲覧。
- ↑ “球都桐生ウィーク2025”. 球都桐生公式サイト. 2026年1月22日閲覧。
- ↑ “王貞治さんが桐生市を訪問”. 朝日新聞デジタル. 2026年1月22日閲覧。
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