白血球増多
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白血球増多、白血球増加(はっけっきゅうぞうた/ぞうか、Leukocytosis)は、血液中の白血球数が正常範囲を超えている状態である[1][2]。白血球増多は、炎症反応の徴候である事が多く[3]、最も一般的なのは感染症の結果であるが、特定の寄生虫感染や、白血病等の骨腫瘍でも発生する事がある。また、激しい運動、てんかん等の痙攣、精神的ストレス、妊娠・出産、麻酔、薬剤(リチウム等)の副作用、アドレナリン投与等の後にも発生する事がある[1]。
| 白血球増多 | |
|---|---|
| 別称 | Leukocytosis |
| 概要 | |
| 診療科 | Infectious disease, pathology |
| 分類および外部参照情報 | |
白血球(主に好中球)の増加は、通常、未成熟好中球・マクロファージと成熟好中球・マクロファージの比率の「左方移動[注 1]」を伴う。未成熟白血球の割合が増加するのは、C3aやG-CSF等の幾つかの炎症生成物によって刺激される骨髄内の顆粒球前駆細胞および単球前駆細胞の増殖と抑制が原因である。白血球増多は病気を示す事もあるが、独立した疾患ではなく、検査所見と考えられている。この分類は、同じく疾患ではなく検査所見である発熱の分類と類似している[要出典]。
未成熟好中球と成熟好中球の比率の「右方移動[注 2]」は、血液塗抹標本における若い好中球(後骨髄球、桿状核球)の数の減少または欠如と、巨大好中球の存在とによると考えられる。この事実は、悪性貧血や急性放射線症候群に特有の血液学的徴候として、骨髄の活動が抑制されている事を示している[4]。
白血球数が25~30×109/L以上の場合は類白血病反応(Leukemoid reaction)と呼ばれ、極度のストレスや外傷、感染症などに対する骨髄の正常な反応である。白血病(Leukemia)や、末梢血中に未熟な白血球(急性白血病)や成熟しているが機能していない白血球(慢性白血病)が存在する白赤芽球症(Leukoerythroblastosis)とは異なる[要出典]。
分類
成因
白血球増多症は、急性期の患者によく見られる症状である。白血球増多は、ウイルス、細菌、真菌、寄生虫などの感染症、がん、出血、ステロイドを含む特定の薬剤や化学物質への暴露など、様々な状況に応じて発生する。肺炎や結核などの肺疾患では、通常、白血球の増加が見られる為、WBC数は病気の診断に非常に重要となる[要出典]。
白血球増多のメカニズムには、幾つかの様態がある。骨髄貯蔵プールからの白血球放出の増加、血管壁への白血球の接着の減少、血管から組織への白血球の滲出の減少、骨髄中の前駆細胞の増加などである[9]。
コルチコステロイド、リチウム、ベータ作動薬などの特定の薬剤で、白血球増加症が起こる事がある[10]。
白血球増多は、出産後の健康な女性に見られる予期される所見であり、感染症の臨床症状を伴わない限り、警戒すべき原因ではない[11]。
