百済王慶仲
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人物
百済王氏の中でも有用な人物で、大器ではなかったが、有能な官吏との評価があった[2]。
釣りの技術を持っていると言われ、大勢の人が慶仲と釣りをしたが、魚は専ら慶仲の釣り針を呑み込むばかりで、慶仲は瞬く間に百余匹の魚を釣り上げたという[2]。
また、諸大夫の中で壮健さを賞賛された。ある時、慶仲が東国から平安京へ戻る際、人々が争って渡船しようとしている渡し場に着いたところ、非常に悪賢い者が一味を率いてやってきて、人々を追い払って自分たちだけが渡船しようとしたが、人々はこれを恐れて敢えて抗議をしなかった。そこで慶仲は一回鞭で打ったところ、悪賢い者の額の皮が剥がれ垂れて顔を覆ってしまい、その者は惑って倒れ伏し、一味も散り散りに退散した。人々は非常に喜び、船に棹して競って川を渡ったという[2]。