真っ赤な星

2018年の映画 From Wikipedia, the free encyclopedia

真っ赤な星』(まっかなほし)は2018年に公開された日本映画。監督・脚本は井樫彩、小松未来と桜井ユキがW主演を務めた[3]PG12指定[4]

監督 井樫彩
脚本 井樫彩
製作 菅原澪
島野道春
製作総指揮 松坂喜浩
概要 真っ赤な星, 監督 ...
真っ赤な星
監督 井樫彩
脚本 井樫彩
製作 菅原澪
島野道春
製作総指揮 松坂喜浩
出演者 小松未来
桜井ユキ
毎熊克哉
音楽 鷹尾まさき
主題歌 Hump Back「クジラ」[1]
撮影 萩原脩
編集 小林美優
製作会社 「真っ赤な星」製作委員会[2]
配給 「真っ赤な星」製作委員会
公開 2018年12月1日
上映時間 101分
製作国 日本
言語 日本語
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企画

井樫は当初、登場人物の年齢差を3歳程度に設定して脚本を執筆していたが、年齢差を大きくすることで、中学生が年上の相手に抱く憧れや特別な感情を描きやすくなると考え、主人公の陽を14歳、弥生を27歳に設定した。また、脚本は冒頭、クライマックス、ラストシーンを先に構成し、それらを軸に物語を組み立てたという[5][6]

タイトルの『真っ赤な星』は、冒頭に登場する赤いパラグライダーが星のように見えたことが着想の一つとなっている。井樫は、一般的な白や黄色の星ではなく、一つだけ赤く輝く星を陽にとっての弥生、あるいは弥生にとっての陽の象徴として位置付け、複数の意味を込めて命名したと述べている[5][6]

製作

脚本・演出

井樫は、主人公の感情を台詞だけでなく、風景や身体の動きによって表現することを重視した。脚本執筆当初は物語を中心に構成していたが、視覚的な表現を強化するため、物語の象徴となるパラグライダーを取り入れたとしている。また、登場人物の過酷な状況と対照的に、美しい自然風景を配置することで切なさを強調する演出を意識した[5][6]

陽と弥生が網戸の穴を眺める場面は、井樫自身の日常の体験を基にしており、普段から作品に取り入れられる出来事を意識しているという[5]。また、弥生と賢吾が車内でキスを交わす場面は、グザヴィエ・ドラン監督の映画『わたしはロランス』へのオマージュとして演出された[7]

キャスティング

主演の桜井ユキと小松未来はオーディションで選ばれた。井樫は弥生役について、桜井と会った瞬間に「この人だ」と直感し、自身が思い描いていた人物像に近いと感じたことから起用したという。その後、桜井が演じる弥生との対比を重視し、身長差や年齢を考慮した上で、10代らしい未成熟さを持つ陽役として小松を起用した[5][6]

撮影

撮影では自然風景を積極的に取り入れ、人物の心情を映像で表現することを重視した。また、限られた撮影期間への対応として、夜の場面を昼間に撮影するなどの工夫が行われ、長編映画の制作を通じてペース配分や管理の大使さを痛感したと語っている。[5][6]

あらすじ

14歳の少女・陽(よう)は、怪我で入院した病院で、看護師の弥生に淡い恋心を抱く。優しく看病される中で「弥生ちゃんが好き」とつぶやいた陽の純粋な想いに、弥生は涙を流す。

退院の日、弥生が昨日辞めたことを知った陽は、やがて、夜の街で彼女が体を売る姿を目撃する。ショックを受けながらも想いを募らせ、家を抜け出そうとした陽は母親の彼氏・雅弘に暴行され、血まみれで弥生の元へたどり着く。弥生は彼女を家に連れ帰り、一時的に同居を始める。

ある夜、2人は天文台に入り、星空の下、お互いの願い事を語り合い、ついに一線を越える。しかし弥生にはパラグライダー仲間の既婚者・賢吾との関係があり、子供を産めない自身の深い傷を抱えていた。

再び娼婦に戻った弥生は、客が陽の母親の彼氏・雅弘であることを知り、陽の母親に真相を突きつける。自身と陽の境遇を重ねた彼女は絶望し、風呂場で倒れている弥生を発見した陽は、懸命に弥生を介抱する。その後、弥生が天文台に籠っているところに陽が駆けつけ「逃げないで。側にいて。好きだよ」と告白する。孤独に震える弥生を抱きしめ、2人は赤く染まる夕日を眺めながら「このまま消えたいね」と言葉を交わす。

キャスト

演 - 小松未来[2]
14歳の少女。看護師時代から弥生に好意を持っている。
弥生
演 - 桜井ユキ[2][8]
27歳の女性。元看護師で、今は体を売って生計を立てている。
賢吾
演 - 毎熊克哉[2][9]
弥生の不倫相手。パラグライダー仲間。
大祐
演 - 大原由暉[2]
陽の幼なじみ。陽を気にかけている。
雅弘
演 - 小林竜樹[2]
同居する母親の彼氏。
恵利子
演 - 西山真来[2]
陽の母親。陽に厳しく当たる。
田淵
演 - 菊沢将憲[2]
弥生を買う男。

スタッフ

  • 監督・脚本 - 井樫彩[4]
  • プロデューサー - 菅原澪・島野道春[4]
  • エグゼクティブプロデューサー - 松坂喜浩[4]
  • 撮影 - 萩原脩[4]
  • 照明 - 仁藤咲[4]
  • 録音 - 柳田耕佑[4]
  • 整音 - 柳田耕佑[4]
  • 衣装 - 藤山晃子[4]
  • ヘアメイク - 藤原玲子[4]
  • 美術 - 内田紫織[4]
  • 編集 - 小林美優[4]
  • カラリスト - 川村尚寛[4]
  • 音楽 - 鷹尾まさき[4]
  • 主題歌 - Hump Back[1]
  • 助監督 - 満岡克弥[4]
  • スチール - 北島元朗[4]
  • デザイン - 田中進[4]
  • アソシエイトプロデューサー - 髭野純・夏原健[4]

映画祭

脚注

外部リンク

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