矢萩邦彦

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神奈川県横須賀市出身。現在、株式会社スタディオアフタモード代表取締役CEO、教養の未来研究所所長、知窓学舎塾長、多摩大学大学院客員教授、一般社団法人リベラルコンサルティング協議会理事、一般社団法人探究推進機構理事、鏡明塾塾長、NPO法人 其角座理事。

肩書きとして名乗っている“アルスコンビネーター(ArsCombinator)”は松岡正剛から付与された称号。ロンドンパラリンピックソチパラリンピックには公式ジャーナリストとして派遣されている。2014年横浜に、探究学習を啓蒙し日本を担う人材を育てる為、小学生から社会人までを対象にした統合型学習塾『知窓学舎』を設立。

複数の現場で活動を続ける「パラレルキャリア」の実践者として注目される[1][2]。複業であることの重要性を語ることが多いが、近年は教育に主軸を置きつつあり、どちらかというと日本における探究とリベラルアーツを牽引する第一人者としての活動が目立つ。「Yahoo!ニュース」エキスパートでは企画初期からオーサー・コメンテーターをつとめており、2018年に『MVC(Most Valuable Comment)』を受賞。コメントが獲得した「参考になった」ポイントは2024年末時点で100万ポイントを超えている。

多摩大学大学院(MBA)にて客員教授として勤務・研究活動をしており、AI時代の日本流リベラルアーツ探究の成果をもとにした「実践リベラルアーツ論」は、2025年に受講生の評価による『褒賞』を受賞している[3]

Amazon著者ページ[4]によると2026年現在のプロフィールは下記の通り

矢萩邦彦(やはぎ・くにひこ)/アルスコンビネーター・実践教育ジャーナリスト・リベラルアーツアーキテクト/多摩大学大学院客員教授/知窓学舎塾長/株式会社スタディオアフタモード代表取締役CEO/教養の未来研究所所長/一般社団法人探究推進機構理事/一般社団法人リベラルコンサルティング協議会理事/常翔学園中学校・高等学校STEAM特任講師/ラーンネット・エッジ「自由への教養」カリキュラムマネージャー/文部科学省マイスター・ハイスクール伴走支援事業 スーパーバイザー/株式会社LIXIL住宅研究所 スーパーバイザー

1995年より教育・アート・ジャーナリズムの現場で「パラレルキャリア×プレイングマネージャ」としてのキャリアを積み、1つの専門分野では得にくい視点と技術の越境統合を探究するアルスコンビネーター。2万人を超える直接指導経験と多様な企業へのコンサルティング経験を活かし「すべての学習に教養と哲学を」をコンセプトに「探究×受験」を実践する統合型学習塾『知窓学舎』を運営。大学院ではMBAコース「実践リベラルアーツ論」を担当。企業や学校と連携し、これからの時代を豊かに生きるための「リベラルアーツ」と「日常と非日常の再編集」をテーマに、住まい・学校職場環境・サードプレイス・旅・教育・キャリア・メディアのトータルデザインに取り組んでいる。

受賞歴に、Yahoo!ニュース「MVC(Most Valuable Comment)」(2018)、KIDS DESIGN AWARD 2024」(LIXIL住宅研究所との共同事業『探究心を育む 子育ち環境のある暮らし』)、多摩大学大学院『褒賞』(実践リベラルアーツ論 2025)、松岡正剛が主催するイシス編集学校では同校の最高栄誉賞である『典離』に選出されている。

最新刊『正解のない教室─これから、何を学ぶべきか?』(日経ビジネス人文庫)、近著に『正解のない教室』(朝日新聞出版)、『子どもが「学びたくなる」育て方』(ダイヤモンド社)、編著書に『新装改訂版 中学受験を考えたときに読む本』(二見書房)、『先生、この「問題」教えられますか? 教育改革時代の学びの教科書』(洋泉社)、編集書に『学校の大問題』(石川一郎著・SBクリエイティブ)がある。主なメディア出演はフジテレビ『めざましテレビ』、TBS『サンデージャポン』、テレビ東京『円卓コンフィデンシャル』、tvk『佐藤しのぶ出逢いのハーモニー』、TOKYO-MX『田村淳の訊きたい放題』、BS11『本格報道インサイドアウト』、TOKYO FM『Blue Ocean』他多数。

人物

「伝える」「編集」「教養」にこだわる活動家である。十代から予備校講師業とバンド活動、ジャーナリズム活動を並行。

編集工学の提唱者である松岡正剛に師事し「アルスコンビネーター」の称号を付与された後、江戸的私塾を復活させる活動として流浪の私塾「鏡明塾」を立ち上げて横浜を拠点に全国で講義講演を行っている。現在は多様な視点や倫理観を学生のうちから教えたいという想いから、「知窓学舎」塾長を務めながら様々な教育機関に関わっている[5]

ネットメディアとの関わりも深く、2001年から2015年まで生放送を続けていたネットラジオ番組『BETWEEN THE SHEETS』は日本屈指の歴史を持ち、インターネットブロードキャスティングの草分け的存在である[6]。2002年に生放送ネットラジオ局である『LIVEonWIRE』を立ち上げるが、放送開始当時はネット上での生放送の価値を理解されず自腹で運営をしていた[要出典]。NTTが展開していたVポータルサービスに非企業として初めてコンテンツを提供し、自らナレーションを担当した[7]。『正解のない教室』(朝日新聞出版)のAudible版でも本人が朗読を担当している。

自らアナキストだと言うことがあるが、強制的な権力を嫌うだけで、混沌や暴力は嫌いだとも言っている。

思想家だと評されることもあるが、政治や宗教に対する発言は少なく、「どんな立場にも前提となる信念と考え方があるはずだという立場を崩さないことが、日本において教育に携わるために必要だ」と強調している。

現場主義でプラクシス(実践)が重要であることを強調することが多く、授業担当をしていない教育論者や改革担当者について批判的に意見することが多い。ただし、ただ実践をしているだけでは流れてしまいやすく、社会に影響を与えるためにはポイエーシス(ものづくり)の視点も重要だとしている[8]

エピソード

  • 私立浅野中学校・高等学校出身だが、「あまり真面目に行っていなかったので出身を語る資格がない」として学歴に関する話はほとんどしない[9]。過去は推測することにロマンがあると感じ遺跡研究部に所属していた[5]
  • モノトーンを好む。特に黒にはこだわりがあり、"思考がニュートラルになる"という理由で服や文房具も黒で統一している[10]
  • インターネット黎明期からホームページを公開しており、当時新進気鋭のIT企業だったサイバーエージェントとも契約があった。Windows95発売とほぼ同時に企業サイトからエッセーを受注するなど、WEBライターのさきがけでもあった。IP電話が発表された際、同じシステムでインターネットラジオの生放送ができるはずだと考えネットラジオ局を構想したがサーバー構築費用が用意できず1度断念している。
  • 教育者としての活動の動機は1995年の阪神・淡路大震災の翌日、大学の同級生が死者数で賭けをしているのを目の当たりにし、義務教育に解決すべき問題があると感じたため[11]
  • 一部の教育者や起業家が矢萩のエピソードを聞いた際「そのネガティブな経験があったからこそ、今のあなたがあるんですよね」と言うことに対して、「自分はたまたま生きのこっただけでネガティブを乗り越えられなかった人たちに対する配慮や想像力があまりにも欠けている」と痛烈に批判している。実際、高等教育に関わるきっかけになったのも家族をアカハラで亡くしたことによるという[12]
  • 松岡正剛からは「矢萩邦彦を二文字で表した」という「道俠」の号も授与されており、主に俳号として使用している。また師範代を務めるイシス編集学校では、最も活躍した学衆に特別に与えられる最高栄誉賞「典離」に認定されている[13]
  • 目の前の人物や仕事を評価できず肩書きや所属でしか評価できない風潮を極端に嫌っており、出自や年齢・学歴などの明示を求められるような仕事は受けないらしい。
  • 大学院での担当教科「実践リベラルアーツ論」という名称について「一見矛盾しているが、日本においてはリベラルアーツは使えるものだという認識が薄いためあえて強調する必要がある」と説明している。また、リベラルアーツが雑学の寄せ集めになってしまっていることを嘆いており、不易流行として日本流のリベラルアーツの再構築を目指しているという[14]
  • 近年音楽活動はほとんどしていないようだが、講演などで度々「授業も講演もライブである」と発言しており、表現活動としてはRockの範疇であるとしている。
  • 朗読や音楽について、自分には技術はないとたびたび話しているが、「自分で作ったものは(自分自身が)誰よりも理解しているのだから、それを自分の声伝えることに意義がある」とし、同時にそういう姿勢自体が大事なのだと強調している。また、その判断は自分の美学から来るもので、自分軸(真善美)の中でもとりわけ美学を持つことが大事だという[15]

メディア

テレビ
  • Break Out(テレビ朝日)
  • 本格報道INsideOUT(BS11)
  • 佐藤しのぶ出逢いのハーモニー(tvk)
  • めざましテレビ(フジテレビ)
  • 田村淳の訊きたい放題(TOKYO-MX)
  • サンデージャポン(TBS)
  • 円卓コンフィデンシャル(テレビ東京)
ラジオ

Voicy『リベラルアーツ探究実践ラジオ』

  • Music Revolution(FMかしま,ゲスト)
  • ヤハギの合法ヘヴンズドア(FMかしま,パーソナリティー)
  • SOUND BRANDING RADIO(SHIBUYA-FM,レギュラーゲスト)
  • Blue Ocean(TOKYO FM,ゲスト)
新聞
  • 若手ジャーナリストと新聞(新聞通信,2015年1月1日)
  • 青春スクロール 母校群像記・浅野高校編(朝日新聞金曜版朝刊,2015年2月6日)
  • ムーミンの設問 良問?根拠弱い? 大学入試センター試験 議論続く(朝日新聞全国版教育面,2018年1月27日)
  • 「競育」の時代(下)磨け 子どもの主体性日経新聞(日本経済新聞全国版夕刊,2019年11月19日)
WEB
  • 越境ウォーカー(Yahoo!ニュース,連載)[16]
  • AERAwithKids+(AERAdot)
  • 中学受験ナビ(マイナビ,連載)[17]
  • BETWEEN THE SHEETS(LIVEonWIRE,パーソナリティー)

著作

  • 『僕らが見えなくなるまえに』(太陽書房 2006)
  • 『中学受験を考えたときに読む本』(洋泉社 2018)
  • 『先生、この「問題」教えられますか?』(洋泉社 2019)
  • 『新装改訂版 中学受験を考えたときに読む本』(二見書房 2022)
  • 『子どもが「学びたくなる」育て方』(ダイヤモンド社 2022)
  • 『正解のない教室』(朝日新聞出版 2023)
  • 『超中学受験論』(二見書房 2025)
  • 『正解のない教室─これから、何を学ぶべきか?』(日経ビジネス人文庫 2025)

脚注

関連人物

外部リンク

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