石井順治

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石井 順治(いしい じゅんじ、1943年 - )は、日本の教育者。学校の外部助言者・「東海国語教育を学ぶ会」顧問も勤める。三重県内の小学校で国語教育を専門として研鑽に努め、自身の教育実践と受け持った子どもたちの姿を元にした著書を刊行。2003年、学校長を退職し、その後は「東海国語教育を学ぶ会」や「学校づくり授業づくりセミナー」で授業づくりに関するアドバイスをしながら、全国各地の学校からの依頼に応え、訪問し授業を見て授業の共同研究をおこない、誰一人取り残さない教室の実現のために尽力している。

斎藤喜博の個人雑誌「開く」にも記事を載せていた氷上正に師事し、授業づくりを学ぶ。一時、合唱をつくりあげることに注力し数年かけて追求するも、要求水準の高さから教師の満足感とは裏腹に子どもの心が離れてしまう経験をする[1]。その後、子ども中心の教室づくり授業づくりを研究実践するに至る。子どもから学ぶこと、子どもをみることが教師の役割にあり、子どもが学ぶこと、学び合うことが生じる教室を目指し、立場が教員から指導主事や校長、外部助言者になっても、仲間とともに学び続けている。

都留文科大学の鶴田清司[2]は、「『開かれた心』でテキストの呼びかけを「聴く」こと」を前提とした「〈解釈〉による対話的・協同的な授業」の例として、石井の授業[3]を採り上げており、その発表要旨の副題に「石井順治の授業における」とつけたように、当時、反省的実践家としての教師を代表する一人であった。 また小学校での授業や子どもの様子[4]、教師の気持ち[5]について言及した著書は、複数の著作において引用されるなど国語[6]や文学[7]に限らず引用されている。くわえて、著書に示された生き生きとして子どもの記述とそれに対する考察がエピソード記述という研究手法によって到達できる域にあることが指摘されるなど[8]、現代に至るまで教師や教育研究者により支持されている。

『学校教育・実践ライブラリ』 (Vol.1~12)では連載「学び手を育てる対話力」を手がける[9]。2021年11月、瑞宝双光章受賞。当会国語教育を学ぶ会ウェブサイトにて、「学びのたより」を随時連載中。

近著(2023)では、「授業者として22年、指導主事・学校管理職等として14年、各地の学校を訪れ授業支援を行う外部助言者として20年。」と紹介されている。

脚注

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