硫化鉄(II)

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硫化鉄(II)(りゅうかてつ(II)、Iron(II) sulfide)は、組成式 FeS の無機化合物である。粉末の硫化鉄(II)は自然発火性物質である。

概要 識別情報, 性質 ...
硫化鉄(II)
Sample of iron(II) sulfide
Sample of iron(II) sulfide
Ball-and-stick model of FeS's unit cell
Ball-and-stick model of FeS's unit cell
識別情報
ECHA InfoCard 100.013.881 ウィキデータを編集
CompTox Dashboard (EPA)
性質
FeS
モル質量 87.911 g/mol
外観 黒色固体
密度 4.84 g/cm3
融点 1194 °C
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
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硫黄とを反応させると得られる。

硫化鉄の種類

硫化鉄にはいくつかのはっきり区別された種類が存在する。

  • 磁硫鉄鉱(Fe1-xS)は、Desulfovibrionales細菌の排出物で作られる鉱物で、フェリ磁性を持つ。
  • トロイリ鉱(FeS)は、磁硫鉄鉱によく似た鉱物であるが、強磁性を持たない。
  • マッキーノ鉱(Fe1+xS)は、不安定な鉱物で、層状の構造を持つ。
  • 黄鉄鉱(FeS2)は、金のような光沢を持ち、「愚者の黄金」とも呼ばれる。

実験利用

加熱すると硫化鉄に化合する。中学理科の実験では、硫黄と鉄粉を混ぜ合わせたものを試験管(または筒状にしたアルミニウム箔)に入れて加熱し、硫化鉄(II) を得るという実験が行われることが多い。

硫黄と鉄を化合する実験の様子
実験時の燃焼の様子

塩酸や希硫酸と混合すると硫化水素を生成する。

右の写真は燃焼の様子である。

参考文献

  • D. Vaughan, J. Craig, (1978) Mineral Chemistry of Metal Sulfides, Cambridge University Press. ISBN 0-521-21489-0

関連項目

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