秩宗 From Wikipedia, the free encyclopedia 秩宗(ちつそう)は、中国の伝説上の古代と、西暦1世紀の新の時代にあった官職で、礼儀・儀式を掌った。 舜の伝説 舜帝は、三礼をつかさどる官として秩宗をつくり、伯夷を任命したと伝わる[1]。舜は伝説上の人物で、秩宗という官も史実とは認めがたいが、礼の淵源についての古典知識として後代まで参照された。 新 前漢から禅譲されて新王朝を建てた王莽は、始建国元年(西暦9年)に、王朝交代を儒教の教えによって正当化するために、様々な官職の名を一斉に改めた。その一環として前漢の太常を秩宗と改称した[2]。祭祀と儀式を掌る官職である。新は短命で滅び、後漢は太常を復活させた。以後、秩宗の呼称が再登場することはなかった。 秩宗の人物 舜 伯夷 新 陳茂 脚注 [1]『史記』巻1、五帝本紀第1、虞舜。ちくま学芸文庫『史記』1の24頁。 [2]『漢書』巻99中、王莽伝第69中、始建国元年。ちくま学芸文庫『漢書』8の359頁。 参考文献 司馬遷『史記』 小竹文夫・小竹武夫訳『史記』1から8、筑摩書房、ちくま学芸文庫、1995年。 班固『漢書』 小竹武夫訳『漢書』1から8、筑摩書房、ちくま学芸文庫、1998年。 外部リンク 中央研究院・歴史語言研究所「漢籍電子文献資料庫」。 Related Articles