稲沢カレー

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稲沢カレー

稲沢カレー(いなざわカレー)は、愛知県稲沢市ご当地グルメ。稲沢市と稲沢市観光協会が中心となり、市民・学生・飲食店・地元企業が協働して開発したカレーをテーマとする地域ブランドである[1]

愛知県稲沢市は、名古屋市からのアクセスが良く、尾張大國霊神社(国府宮)などの観光地で知られるが、長らく「これといったご当地グルメ」が存在しなかった。

そこで、市の魅力をより多くの人に知ってもらうことを目的に、2022年6月に「食」をテーマにした地域活性化プロジェクトがスタートした。このプロジェクトには、市民や学生も参加し、約1年間にわたって議論が重ねられた。その結果、2023年にテーマが「カレー」に決定し、「カレー」と「稲沢らしさ」を融合させた新たなご当地グルメ「稲沢カレー」が誕生した。

開発の背景

稲沢市は、市内に工場と営業本部を持つ食品メーカー株式会社オリエンタルが、日本で初めて本格的なルウタイプの即席カレーを製造・販売した地として知られる。オリエンタルが手がけた「オリエンタル即席カレー」は、日本における家庭用カレー普及のきっかけとなり、カレーが国民食として定着する契機をつくったとされる[2]

こうした稲沢ならではの特徴を生かし、「カレー+稲沢らしさ」をテーマとした新たなご当地グルメ「稲沢カレー」の開発が進められた。

特徴

「稲沢カレー」は、以下のルールを満たす料理である。

  • カレーのスパイスを使った料理であること
  • 「稲沢らしさ」や「稲沢ならでは」を表現していること
  • お店の個性やこだわりを加えること

また、カレーの定義として、「クミン」および「コリアンダー」のいずれか、または両方を使用すること、もしくは国内で販売されているカレー粉・カレールウを使用することが条件とされている。

各店舗はこれらのルールに基づき、オリエンタル製品や地域特産品を取り入れたメニューを考案しており、カレーライス、カレーパン、ナンのほか、洋菓子、和菓子などもあり、稲沢市マスコットキャラクター・いなッピーをテーマにした商品も登場している[3]。さらに、市のシンボルであるイチョウの黄金色がカレーを連想させる点も、テーマ選定の背景にあるとされる。

稲沢カレーフェスティバル

稲沢カレーフェスティバル2023

稲沢市が市制施行65周年を迎えた2023年、市内飲食店を対象に「稲沢カレー」のメニュー開発が募集された。同年11月には、完成したメニューを披露する記念イベント「稲沢カレーフェスティバル」が開催された。

イベントには市内22店舗が参加し、カレーライスだけでなく、カレーラーメン、カレーパン、カレーパスタなど、さまざまなジャンルの「稲沢カレー」が提供された。会場は多くの来場者で賑わい、地域活性化イベントとして大きな盛り上がりを見せた[4]

第2回は、2024年11月に開催され、市内27店舗が参加した[5]

第3回は、2025年11月2日に開催され、市内28店舗が参加した[6]

効果(広告換算)

観光経済新聞の報道によれば、稲沢カレーフェスティバルについて、報道露出などを基に算出した広告換算額は、主催者側の試算として約1億円に相当するとされている[7]

反響

脚注

外部リンク

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