空和を 0(あるいは零元)と定める主な理由は、既存の公式・再帰関係・アルゴリズムが「端点」でも自然に成立し、場合分けが減ることにある。[1]
帰納法・アルゴリズムの起点
空和を許すと、数学的帰納法の基底や、和を逐次計算する手続(「たたみ込み」など)の初期値を統一的に扱える。[1]
線型代数における例(空線型結合)
線型代数学では、線型結合を有限和として定義するが、規約として「空線型結合(0項の線型結合)は零ベクトルに等しい」とする。これにより
が零部分空間になるなど、定義や命題を統一的に述べられる。[3]