仏教由来の禅では、動いている「行」、止まっている「住」、坐る「坐」、横になる「臥」の4つの体勢を「四威儀」といい、「行住坐臥これ禅」の観念から坐禅、動禅、横臥禅などそれぞれに禅があり、このうち立っている状態での禅を立禅という[3]。仏教も本質的には立禅を主体とし托鉢に始まり歩行、沈思、四念処と立禅に依って成り立ち、釈迦尊が沙羅双樹の下での瞑想により大悟されたという記録以ってして座禅を特別視しがちであるが、座禅も、立つ、歩く、座る、臥する一形態に過ぎす立禅有りて座禅あり、歩禅ありて臥禅あるとも説かれる。
坐禅との関係では、坐禅を行う際に調整的に行う経行(きんひん)の内容として立禅や歩行禅が行われる[5]。