竜童のシグ
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竜童九戦鬼(りゅうどうきゅうせんき)の組頭・豪鬼(ごうき)を探しに月島領(つきしまりょう)へやってきた少年・シグは、寺で暮らしていた孤児の少女・ユキと出会い、共同生活を始める。ユキとの共同生活を続ける中でシグは、月島領の支配者・百鬼丸(ひゃっきまる)が豪鬼を殺害したという情報を入手する。真実を確かめるためにシグは、百鬼丸へ会いに月島城を目指す。
世界観
物語の舞台
作中の世界は戦国時代の日本であり、架空の地域・月島領(つきしまりょう)を物語の舞台としている。月島領は半年前から百鬼丸(ひゃっきまる)という男の支配下にある。領内の町はそれなりににぎわっているが、一部では百鬼丸の手下が残虐の限りを尽くし、城下の村では百鬼徴兵組・集鬼衆(ひゃっきちょうへいぐみ・しゅうきしゅう)が村人を強制的に徴兵している。また、弱者や病人は人として扱われず、首を括られた死体が放置されている所もある。
百式拳闘術
百式拳闘術(ひゃくしきけんとうじゅつ)とは、作中で主人公・シグなどが使用する架空の武術である。この世に数多くある武術の流派を超える存在として「百式」と称され、乱世を正す無敵の武術という設定である。この百式拳闘術を極めた者たちは、作中で「竜童九戦鬼(りゅうどうきゅうせんき)」と呼ばれている。シグは竜童九戦鬼ではないが、豪鬼の技を見て真似をすることで、独学で百式拳闘術を習得した。シグが使用する百式拳闘術は「獅子王院流百式拳闘術抜骨法(ししおういんりゅう ひゃくしきけんとうじゅつ ばっこつほう)」である。百式拳闘術は太刀筋を読まれないように通常は自然体から動作するとされているが、シグと豪鬼だけは「百式初学の構え」という独特の構えを用いるという設定である。シグは「術式開始」の合図と共に戦闘体勢に入る。
抜骨法
抜骨法(ばっこつほう)は百式拳闘術の1つであり、シグと豪鬼が使用する。人体に無数に走る「竜命線(りゅうめいせん)」という見えない筋を高速で突くことにより、痛みや傷を残すことなく相手の体から骨の一部を抜き取る。そのため、抜骨法を相手にした者は、全身が急所となるという設定である。作中では、以下の技が描写されている。
- 左転無拍子(さてんむびょうし)
- 脊椎骨をずらす。ずらされた脊椎骨は動かなければ1時間ほどで元に戻るが、動けば二度と立てなくなる。
- 右旋無拍子(うせんむびょうし)
- 背骨に衝撃を与え、神経を麻痺させる。この技を受けると体が動けなくなるが、1時間ほどで元に戻る。
- 瞬手握骨掌(しゅんしゅあっこつしょう)
- 詳細は不明だが、一度に3人の敵を倒した。
- 裏右旋逆風(うらうせんぎゃくふう)
- 紫外に対して使用した。背骨を抜き取る。
- 透体解骨流(とうたいげこつりゅう)
- 腰椎の関節突起を抜き取る。関節突起を抜き取られた者は発達した背筋の収縮に耐えきれず、死ぬまで背中が逆に反り続ける。
- 波動螺旋(はどうらせん)
- 後述する「百式初学の構え」の状態から相手の攻撃を受け止め、その衝撃を下半身に蓄積して螺旋状に体を駆け巡らせ、使用者の打撃と併せて相手に叩き返すカウンターアタックである。鬼岩坊の大黒天呪掌に対して披露した。その威力は大黒天呪掌の約4倍であり、百式初学の構え「究極の結論」という設定である。
その他
抜骨法以外にも、以下の技が作中に登場する。
- 虎倒法・旋波(ことうほう・せんぱ)
- 相手の背中を掴み、回転させて頭から地面に叩き付ける。
- 心眼解放(しんがんかいほう)
- 目を閉じて、心の眼で敵の動きを捉える。
- 百鬼転生(ひゃっきてんしょう)
- 百式最終極意の技。竜童骨(りゅうどうこつ)と呼ばれる部分を突き、人の業を昇華する。この技を受けたものは数年間眠りにつき、目覚めた時に心の中にある邪悪な部分は消えてなくなる。紫外に対して豪鬼が使用した。
- 百式初学の構え(ひゃくしきしょがくのかまえ)
- 片足を半歩引いて半身になり、一方の腕をやや曲げながら前に伸ばし、もう片方の腕は後ろに引いて水月に持って行く独特の構えである。自然体と比較して、3倍の速度の突きを放てる。作中に登場する百式拳闘術の使い手でこの構えを用いるのは、シグと豪鬼だけである。
竜童九戦鬼
本作品では、獅子王院豪鬼を組頭とする、百式拳闘術を極めた「竜童九戦鬼(りゅうどうきゅうせんき)」が登場する。その力は強大であり、一国を一夜で滅ぼした伝説が残されているという設定である。竜童九戦鬼同士で戦うことは掟で固く禁じられている。