笠谷和比古

日本の歴史学者 (1949-) From Wikipedia, the free encyclopedia

笠谷 和比古(かさや かずひこ、1949年8月15日 - )は、日本歴史学者国際日本文化研究センター名誉教授。専攻は日本近世史・武家社会論。博士(文学)京都大学、1994年)(学位論文「近世武家社会の政治構造」)。

略歴

兵庫県神戸市出身。甲陽学院高等学校卒業、1973年京都大学文学部史学科卒業[1]、1978年同大学院文学研究科国史学専攻博士課程単位取得退学[1][2]国文学研究資料館史料館助手[1]。1988年『主君「押込」の構造』でサントリー学芸賞を受賞、1989年国際日本文化研究センター助教授[1]、1996年教授[1]。2015年定年退官、名誉教授[1]帝塚山大学教授、2016年退職。2018年4月大阪学院大学法学部教授、2021年3月退職。

1994年「近世武家社会の政治構造」[3]京都大学より博士(文学)の学位を取得[1]

人物

  • 江戸時代の政治史研究を通じて、従来の歴史像を打破する新たな歴史観を提唱。特に、大名家における「主君押込」の慣行の発見を通して、従来の武士道観、忠義観を大きく変革する業績を上げた。
  • 関ケ原合戦研究において、家康率いる東軍主力が徳川軍ではなく、家康に同盟した豊臣系武将たちの軍勢であったことを実証し、同合戦に続く大坂の陣幕藩体制の理解をめぐって再検討を提起している[4]
  • クラシック音楽に造詣があり、著書『伝統文化とグローバリゼーション』には日本の文楽歌舞伎に対する実践的取り組みとともに、ワーグナー楽劇の評論も記している。
  • 一般社団法人関西楽劇フェスティバル協議会代表理事。

著書

単著

共著

  • 『秀吉の野望と誤算―文禄・慶長の役と関ケ原合戦』(文英堂 2000年)黒田慶一との共著
  • 『豊臣大坂城:秀吉の築城・秀頼の平和・家康の攻略』(新潮選書 2015年)黒田慶一との共著

編著

  • 『公家と武家Ⅱ「家」の比較文明史的考察』(思文閣出版 1999年)
  • 『国際シンポジウム公家と武家の比較文明史』(思文閣出版 2005年)
  • 『公家と武家Ⅲ王権と儀礼の比較文明史的考察』(思文閣出版 2006年)
  • 『公家と武家Ⅳ官僚制と封建制の比較文明史的考察』(思文閣出版 2008年)
  • 『一八世紀日本の文化状況と国際環境』(思文閣出版 2011年)
  • 『徳川社会と日本の近代化』(思文閣出版 2015年)
  • 『徳川家康 ─その政治と文化・芸能』(宮帯出版社、2016年)

共編著

  • 『日本の近代化とプロテスタンティズム』(教文館、2013年)上村敏文との共編著

テレビ出演

脚注

外部リンク

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