第14回20か国・地域首脳会合
2019年に日本の大阪府大阪市で開催された首脳会合
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開催地選考

2017年7月8日のG20首脳会合閉幕時に日本での開催が発表された[5]。開催都市の選定においては、大阪府[6]と大阪市[7][注 1]、愛知県[8]、福岡市[9]の4つの自治体が誘致を目指していた。
日本政府は、立候補都市でのホテルの収容人数や警備面などの実地調査をしていた[4]。一方、「日本を訪れる各国の首脳が天皇陛下と会見することも予想される」として、東京での開催を提案する声もあったが、東京都は首脳会合と同年に開催されるラグビーワールドカップに対する影響を考慮したため、誘致には消極的な立場だった[4]。
2018年2月20日、日本政府は首脳会合の開催地を大阪、財務大臣・中央銀行総裁会議の開催地を福岡に決定し、21日に内閣官房長官の菅義偉が正式に発表した[4][10]。首脳会合の開催地として大阪が選ばれた理由として、ホテルの客室数や警備体制などで総合的に判断したとしている[10]。
2018年4月2日、日本政府は首脳会合の開催日程と開催する関連閣僚会合を発表した[11]。関連閣僚会合として以下の8会合が行われた。
| 閣僚会合 | 開催地 | 会場 | 日程 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| 財務大臣・中央銀行総裁会議[12] | 福岡市中央区 | ヒルトン福岡シーホーク | 6月8日 - 6月9日 | |
| 労働雇用大臣会合[13] | 愛媛県松山市 | ANAクラウンプラザホテル松山[14] | 9月1日 - 9月2日 | |
| 観光大臣会合[15] | 北海道倶知安町 | ニセコHANAZONOリゾート | 10月25日 - 10月26日 | |
| 農業大臣会合[16] | 新潟市中央区 | 朱鷺メッセ | 5月11日 - 5月12日 | |
| 貿易・デジタル経済大臣会合[17] | 茨城県つくば市 | つくば国際会議場 | 6月8日 - 6月9日 | |
| 持続可能な成長のためのエネルギー転換と地球環境に関する関係閣僚会合[18] | 長野県軽井沢町 | 軽井沢プリンスホテル | 6月15日 - 6月16日 | |
| 保健大臣会合[19] | 岡山県岡山市 | ホテルグランヴィア岡山[20] | 10月19日 - 10月20日 | |
| 外務大臣会合[21] | 愛知県名古屋市 | 名古屋観光ホテル[22] | 11月22日 - 11月23日 |
参加国・機関
参加国・機関の一覧。37の国と機関が参加した[23][1][2]。
| 主要20か国・地域 開催国と議長は太字で示している。 | |||
| メンバー | 首脳 | 称号 | |
|---|---|---|---|
| 日本 | 安倍晋三 | 内閣総理大臣 | |
| アメリカ | ドナルド・トランプ | 大統領 | |
| イギリス | テリーザ・メイ | 首相 | |
| フランス | エマニュエル・マクロン | 共和国大統領 | |
| ドイツ | アンゲラ・メルケル | 連邦首相 | |
| イタリア | ジュゼッペ・コンテ | 閣僚評議会議長 | |
| カナダ | ジャスティン・トルドー | 首相 | |
| 欧州連合 | ドナルド・トゥスク | 欧州理事会議長 | |
| ジャン=クロード・ユンケル | 欧州委員会委員長 | ||
| ロシア | ウラジーミル・プーチン | 大統領 | |
| 中国 | 習近平 | 党総書記兼国家主席 | |
| インド | ナレンドラ・モディ | 首相 | |
| ブラジル | ジャイール・ボルソナーロ | 大統領 | |
| メキシコ | アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール[24][注 2] | 大統領 | |
| 南アフリカ共和国 | シリル・ラマポーザ | 大統領 | |
| オーストラリア | スコット・モリソン | 首相 | |
| 韓国 | 文在寅 | 大統領 | |
| インドネシア | ジョコ・ウィドド | 大統領 | |
| サウジアラビア | サルマーン・ビン・アブドゥルアズィーズ[注 3] | 国王 | |
| トルコ | レジェップ・タイイップ・エルドアン | 大統領 | |
| アルゼンチン | マウリシオ・マクリ | 大統領 | |
| 招待国 | |||
| 招待者 | 首脳 | 称号 | |
| スペイン(永久招待国) | ペドロ・サンチェス | 首相 | |
| オランダ | マルク・ルッテ | 首相 | |
| シンガポール | リー・シェンロン | 首相 | |
| ベトナム | グエン・スアン・フック | 首相 | |
| タイ(ASEAN議長国) | プラユット・チャンオチャ | 首相 | |
| エジプト(AU議長国) | アブドルファッターフ・アッ=シーシー | 大統領 | |
| チリ(APEC議長国) | セバスティアン・ピニェラ | 大統領 | |
| セネガル(NEPAD議長国) | マッキー・サル | 大統領 | |
| 国際連合 | アントニオ・グテーレス | 事務総長 | |
| 国際通貨基金 | クリスティーヌ・ラガルド | 専務理事 | |
| 世界銀行 | デイヴィッド・マルパス | 総裁 | |
| 世界貿易機関 | ロベルト・アゼベド | 事務局長 | |
| 国際労働機関 | ガイ・ライダー | 事務局長 | |
| 金融安定理事会 | ランダル・クォーレス | 議長 | |
| 経済協力開発機構 | アンヘル・グリア | 事務総長 | |
| アジア開発銀行 | 中尾武彦 | 総裁 | |
| 世界保健機関 | テドロス・アダノム | 事務局長 | |
文化行事・夕食会
G20開催結果
G20開催に伴う影響
- 開催日を含む6月27日から30日にかけて、大阪府内を中心に大規模な交通規制が行われた[34]。一般道では大阪駅や大阪城周辺などの9つのエリアで一般車やバイクの通行が制限され、阪神高速1号環状線や4号湾岸線などでも早朝から深夜まで通行止めとなった[34]。さらに、関空連絡橋や咲洲を行き来する全ての車両を対象に検問を実施した[34]。
- 6月27日から29日までの3日間、サミット会場付近の安全を確保するために中ふ頭駅の利用が停止され、利用客の乗降が不可能となった[35]。
- G20大阪サミット開催に伴う交通規制のため、咲洲地区などでは人工透析を必要とする患者が病院までの送迎サービスを利用できなくなり、一部患者は自己負担で入院する事態となった[36]。
出来事
- 6月27日、大阪市港区の阪神高速道路で中国の習近平党総書記(国家主席)らを乗せた車列の警護中に警察車両が単独で横転する事故が起きている[37]。
- 6月28日午前、本会議の前に開催された「デジタル経済に関する首脳特別イベント」において、各国の首脳らが肩を寄せ合うようにして座っていたことから、座席の狭さについてインターネット上で話題となった[38]。
- 2019年-2020年香港民主化デモと、時期が重なったことにより中国共産党政権の独裁政治と人権蹂躙に抗議する集会とデモが大阪市内で開催された。ラビア・カーディル、香港民族党、学生動源、学生独立連盟、香港自治行動、ペマ・ギャルポ、イリハム・マハムティ、民主中国陣線、ショブチョード・テムチルトらが参加した。[39][40]
その他
日本政府の開催関連経費(予算)は合計約484億5000万円(外務省339.8億円、警視庁が124.2億円、消防庁が9.5億円、厚生労働省が11億円)[41]。