第503重戦車大隊
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第503重戦車大隊は1942年5月4日に組織された。1942年11月のソ連軍による反攻でスターリングラードに第6軍が包囲されたが、これに対応する為にドン軍集団へ移されたが、12月中旬に行われたスターリングラード救出作戦には輸送中で間に合わず、1943年1月1日に最前線へ到着した。その後、大隊は第4装甲軍の傘下でA軍集団のロストフへの退却を援護する任務を与えらた。2月11日にはハリコフへ移動し、第三次ハリコフ攻防戦に参加した。5月10日には大隊に配備されたティーガーIが45両に上った。ツィタデレ作戦発動の4日前、そのうち42両が運用可能な状態にあったが、作戦中に3両、撤退中に5両を失っている。
1944年1月、第503重戦車大隊に所属するフランツ・ベーケ予備役中佐の指揮下で、装甲連隊や歩兵連隊と合わさりベーケ装甲連隊が組織された。この連隊は、コルスン包囲戦でのヴィルヘルム・シュテンマーマン砲兵大将率いるシュテンマーマン集団救出で大きな成果を上げている。
1944年3月のカメネツ=ポドリスキー包囲戦では一時追い込まれるものの、4月には解放された。その後第503重戦車大隊は45両のティーガーIIを受領し、再編が図られた。
1944年6月6日のノルマンディー上陸作戦を受けて、第503重戦車大隊は第5装甲軍の麾下となった。連合軍のグッドウッド作戦では、大隊の第3中隊を中心に作戦初日で13両の戦車を失う大きな損害を被っている。7月に第3中隊は新たなティーガーIIを受領したが、そのティーガーIIも連合軍に次々撃破され、ドイツ本国に帰還したのは僅かに2両であった。9月、部隊を再編した大隊はデブレツェンの戦いに従軍し、12月にはブダペストでの防衛任務に当たった。