細井輝彦 From Wikipedia, the free encyclopedia 細井 輝彦(ほそい てるひこ 1910年(明治43年) - 1993年(平成5年)3月16日)は、日本の生物学者、衛生昆虫学者。蚊の研究で広く知られた。 1910年(明治43年)、群馬県に生まれる。東京帝国大学卒業後、伝染病研究所嘱託になり、流行性脳炎の感染経路として蚊に着目して研究を行う。1937年(昭和12年)には中国大陸に向かう調査団に加わるが、日中戦争勃発に伴い現地調査中に頓挫。伝染病研究所の組織改編に伴い嘱託の職が解かれたこともあり、大きな成果を得られることは無かった[1]。 第二次世界大戦後は、東京都衛生局職員となる。 1953年(昭和28年)、第7回毎日出版文化賞(第7部児童向け)を『蚊のない国』で受賞[2]。1954年(昭和29年)、東北大学より理学博士。1955年(昭和30年)、第1回衛生動物学会賞を『アカイエカの生理に関する研究』で受賞[3]。その後、東京工業大学の助教授を経て教授となり生物学教室を務めた。 1958年(昭和33年)9月、前年より皇居で大量発生していた蚊の調査を行い、同月30日、昭和天皇に調査報告を行う[4]。1969年(昭和44年)、千葉大学に着任して教養部に生物学教室をつくる。1976年(昭和51年) 定年により退官。同大名誉教授。 主な著作 『蚊の生物学(生物学集書;4)』河出書房 1948年 『蚊のない国(少国民のために)』岩波書店 1952年 『新生物:高校の学習と大学受験』(秋田康一との共著) 数研出版 1969年 脚注 [脚注の使い方] ↑ 日本衛生動物学会編『衛生動物 44(2)』巻末 1993年6月 ↑ “毎日出版文化賞 受賞作候補作一覧”. 毎日出版. 2025年12月31日閲覧。 ↑ “日本衛生動物学会学会賞(1955~)”. 日本衛生動物学会 (2023年). 2025年12月31日閲覧。 ↑ 宮内庁『昭和天皇実録第十二』東京書籍、2017年3月28日、521頁。ISBN 978-4-487-74412-1。 Related Articles