美人哀愁
1931年の映画。小津安二郎監督
From Wikipedia, the free encyclopedia
あらすじ
親友の岡本と佐野は知人の彫刻家、吉田のアトリエを訪れる。2人は吉田が制作した、自分の娘がモデルの彫像に魅入られる。次の日、佐野は吉田に彫像を譲ってもらうよう頼み込み、根負けした吉田は彫像を譲り渡した。そのことを聞き残念がる岡本。そこに彫像のモデルとなった芳江がやってくる。彼女の美しさに惹かれた岡本は芳江と交際を始める。2人は東京のアパートに居を構えるが、岡本は就職せず佐野に金を借りる日々が続く。それを見かねた佐野は職を紹介するが岡本はそれを断り、佐野の芳江に対する気持ちに付け込んで金を要求したため佐野は金をたたきつけて帰ってしまった。父の吉田と共に東京見物をしている最中、芳江が病気のため倒れ帰らぬ人となる。悲しみに打ちひしがれる岡本だったが、思い立って佐野の家に向かい、彫像を譲ってくれるように頼むが佐野は拒否する。それに対し岡本は力ずくで奪い取ろうとするが、カッとなった佐野は彫像を叩き壊してしまう。翌朝、吉田が佐野の家を訪ねると、そこには息絶えた岡本と佐野の姿があった。吉田は壊れた彫像を持ち帰り、岡本と芳江が2人で会っていた木の根元に埋めてやった。