翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件
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あらすじ
登場人物
今鏡家
大阪に本社を構える大企業の創始者一族。明治20年頃に設立した繊維会社から成長していった。
家系図
| 多野都 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 多侍摩 | 絹代 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 伊都 | 御諸 | 畝傍 | 椎月 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 有馬 | 静馬 | 夕顔 | 菅彦 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 万里絵 | 加奈絵 | 霧絵 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
- 伊都(いと)
- 木更津の依頼人。調査内容は不明。ミイラのように細く小柄な老人。首なし死体で発見される。
- 有馬(ありま)
- 伊都の息子。生首が発見される。
- 畝傍(うねび)
- 伊都の弟。父・多侍摩の死後は、グループの会長職に就いていた。
- 菅彦(すがひこ)
- 畝傍の息子。43歳。伊都と有馬を殺した犯人を見つけて欲しいと、木更津に改めて依頼する。
- 霧絵(きりえ)
- 菅彦の娘。20代前半。長らくアメリカで暮らしていた。
- 静馬(しずま)
- 有馬と菅彦のいとこ。
- 夕顔(ゆうがお)
- 静馬の妹。養女。20代前半。
- 万里絵(まりえ) / 加奈絵(かなえ)
- 有馬の娘。双子の姉妹。20歳を越えているが、非常に無邪気。
- 御諸(みもろ)
- 静馬兄妹の父親。夕顔にとっては養父。多侍摩の次男で、伊都と畝傍の間。3年前に死去。
- 椎月(しいつき)
- 多侍摩の娘。約30年前に駆け落ちして以来、消息不明。
- 絹代(きぬよ)
- 多侍摩の妻。夫より2年早く亡くなった。生前は女傑と謳われた。経営に抜群の才を示し、多侍摩が二代目として成功したのは絹代の存在ありきであった。出自は不明。
- 多侍摩(たじま)
- 今鏡グループの二代目。木更津たちが蒼鴉城を訪れる約1か月前に死去。享年95。
- 多野都(たのと)
- 今鏡グループの創始者。抜群の経営才覚で、繊維会社から巨大企業へとのし上げた。多侍摩の父親。
- 久保 ひさ(くぼ ひさ)
- 今鏡家の家政婦。70歳。勤続20年。屋敷の雑務全般を請け負う。
- 山部 民生(やまべ たみお)
- 作男。ひさにはできない力仕事や簡単な大工仕事を請け負う。週に2度、屋敷に通ってくる。
その他
- 香月 実朝(こうづき さねとも)
- 物語の語り手。駆け出しの推理小説家。
- 木更津 悠也(きさらづ ゆうや)
- 実父が経営する興信所「木更津探偵社」の精鋭の一人。不可解な事件を快刀乱麻を断つがごとく解決する名探偵である。但し、自分が興味のある事件しか引き受けない。精神を集中させるためによくあやとりをする。
- メルカトル鮎(メルカトルあゆ)
- 銘探偵。タキシードに蝶ネクタイ、黒マント、ステッキ、シルクハットという妙な出で立ち。香月との会話時『美少女仮面ポワトリン』の決め台詞を呟く。 作品の枠組み(お約束)を揺るがす「異物」として出現する、本作における作者のメタフィクショナルな視点を代表する人物。
- 辻村(つじむら)
- 京都府警捜査一課警部。木更津とは、ある事件を彼が解決したことで親交が深くなり、互いに尊敬し合っている。
- 堀井(ほりい)
- 京都府警捜査一課刑事。20代半ば。辻村の右腕的存在で、一課のエースと呼ばれている。
- 河原町 祇園(かわらまち ぎおん)
- 私立探偵。木更津より15歳年上。木更津が一部に名の知れた探偵であるのに対し、河原町は市民なら誰でも知っているような街の探偵である。
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