老人性難聴

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老人性難聴(ろうじんせいなんちょう)とは、加齢が主たる原因の聴覚障害である加齢性難聴のうち,特に高齢の者に見られる難聴を指す。一般的には「耳が遠い」と呼ばれる症状であり,感音性難聴が多い。

聴覚に関わる細胞の減少・老化により、聴力が低下する。通常は50歳を超えると聴力が急激に低下し、60歳以上になると会話の面で不便になり始める。しかし、進行状況には個人差が大きく、40代で補聴器が必要になる人もいれば、80代を超えてもほとんど聴力が低下しない人もいる。

老人性難聴は、低音域に比べて高音域における聴力低下が顕著である。老人性難聴(加齢性難聴)による聴力低下の程度は、ISO 7029[1]に男女別に示されている。日本人の聴力低下の様相はそのISO規格にほぼ一致しており[2]、人種による差は小さいと見られる。

音声の聞き取りにおいては、子音(特に「さ」行)の異聴が増える。一般に女性の声が聞き取りにくくなると言われるが、その学術的根拠は必ずしも明確ではない[3]。そのためドアの開く音とか車のエンジンの音、足音などといった物音に非常に鋭敏になるという特性もある。また雑踏の中などのように、複数の音が重畳する場面での会話などが聞きづらくなったり、レコードを掛けていたり、映画などを鑑賞中、音楽の高音域が聞こえづらくなり、ぼやけて聞こえるなどの現象も自覚するようになる。

補聴器をつける事で、会話の不便さはある程度改善される。

老化以外の原因で聴力が低下した「中途失聴」とは区別する。

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