聖セシリア女子短期大学
廃止された大学
From Wikipedia, the free encyclopedia
概観
建学の精神・教育目標・教育の特色・教育方針
- 建学の精神
- 教育は、「カトリック精神に基づき、学ぶものも、教えるものも、「信じ、希望し、愛深く」を心の糧として、豊かな教養を身につけた女性の育成をめざします。神を識(し)り、人を愛し、奉仕する心をもって広く社会に貢献できる、知性を持った人間の育成が聖セシリアの建学の精神であり、社会的使命です」
- 教育目標
- 本学は建学の精神に基づき、未来の担い手となる子どもの健やかな育ちに、使命感と責任感をもって尽力できる、確かな専門性と、他者と共に歩める豊かな人間性を身につけた保育者を育成します。この具現化に向け、以下に挙げる力の育成に努めます。
- 保育に必要な知識と技能を身につけ、子どもの立場に立って、その育ちを支えることができる力(保育実践力)
- 保育をする中で、思いや考えを的確に生き生きと表現し、伝えることができる力(自己表現力)
- 他者と共に行動する上で必要な態度や行動を身につけ、実行できる力(共生力)
- 自己を高めるために、自ら学び続けることができる力(自己向上力)
- 教育の特色
- 伝統と校風から学ぶ教育
- 個に向き合う教育
- 実践から学ぶ教育
- 出会いから学ぶ教育
- 教育方針
- 学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)
- 建学の精神と教育目標をふまえた人間力と保育力の調和のとれた保育者を養成するために定めたカリキュラムを履修し、所定の課程を修了するに必要な単位を修得した者には卒業を認めるとともに、短期大学士(幼児教育学)の学位を授与した。
- 教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)
教育および研究
- 保育者(幼稚園教諭・保育士)養成に力を入れており、併設の社会福祉法人モニカ会・モニカ保育園との協働による「保育方法論」が、特色ある授業の一つとして開講されていた。
- 基礎教育科目として次の授業が開講されていた。
- 専門教育科目として次の授業が開講されていた。
学風および特色
- 学校法人大和学園では、幼稚園から短大までの全部署が一体となって行われる「青葉祭」(学園祭)が、毎年5月の最終日曜日に行われていた。短期大学が農芸専門学校当時から始まった「収穫祭」がそのもとであり、大和市内はもとより、周辺市町村から毎年多くの人々で賑わっている。
- キリスト教主義の大学であり、キリスト教的な人間観に基づく人間教育を基本としていた。『聖書』を通して、イエス・キリストとその思想を考察し、現代社会における人としてあり方を探求する「キリスト教学」が開講されているほか、クリスマスをはじめ、校名となっている聖セシリア記念日などの機会に、ミサが行われていた。
- 「音楽」「子どもの遊び」「体育」「造形」などの演習科目を中心に、少人数制による授業を展開していた。また、チューター制度(1年生対象)・クラスアドバイザー制度・学習支援室・学生相談室などを通じて、きめ細かなサポートが行われていた。
沿革
基礎データ
所在地
交通アクセス
校名と校章
校名になっている聖セシリアは、ローマ初代教会の最も有名な殉教者の一人として広く親しまれている。ローマの貴族の出身であり、伝説的な受難記によれば、教皇ウルバヌス1世のもとで夫とその弟をキリスト教への改宗に導いた。当時のローマはキリスト教徒への激しい迫害の時代であり、夫とその弟は殉教し、彼女自身もローマ市軍団長により、若い生命を絶たれ殉教したと伝えられている。若く清らかな美しさを、その面影に遺す聖セシリアはまた、調和のとれた人柄から「音楽の聖人」としても知られている。
聖セシリア - 校章の盾の形はカトリック精神を表している。左下から中央にかけて上昇する三本のラインは、学園のモットーである“信じ、希望し、愛深く”の教えを表している。
教育および研究
組織
閉学時にあった学科
- 幼児教育学科
過去にあった学科
専攻科
- なし
別科
- なし
取得できる免許・資格等について
- 保育士資格が取得できた。
学生生活
大学関係者と組織
施設
キャンパス
- キャンパス内には、1号館、2号館、3号館、セシリアホール(体育館)、総合グラウンド、テニスコート、クラブハウスなどがあった。
- 主な施設
- 保育実技室
- リトミックや子どもの遊びなどを学ぶ、フロアリング仕上の教室
- 大教室
- 200人までの学生が講義を受けることのできる教室。講演会や保育研究発表会などの会場としても使用された。
- セシリアラウンジ
- 学生のランチルーム・休憩のためのラウンジであり、パーティー会場にも使用された。
- 乳児保育演習室
- 乳幼児用浴槽・ベッドなどがあり、沐浴やおむつ替えの練習ができた。
- 幼児保育演習室
- 造形教室
- 小児栄養演習室
- 離乳食や行事食を中心とした調理実習に使用された。
- コンピュータ演習室
- 幼稚園教員免許状取得に必要なコンピュータ演習の授業が行われるほか、情報検索やレポート作成などのために学生が自由に利用できた。
- ピアノレッスンルーム
- 7部屋全てにピアノが2台ずつ配備され、授業以外でも学生が自由に練習できた。1号館3階に3部屋ある音楽科専任教員研究室と合わせ、10部屋で少人数でのピアノレッスンが可能となっていた。
- 図書室・図書閲覧室
- 学習支援室
- 学生の学習を支援するために専任教員が在室し、学習に関する助言、関係教科の教員との連絡などによる支援を実施していた。
- 学生相談室
- 就職指導室
- 専任職員が在室し、就職に関する情報を集約し、学生の就職相談に随時対応していた。
- 実習指導室
- 専任の教員が在室し、教育実習・保育実習の実習先との連絡、学生への配当、実習に関する相談に対応していた。
- 学生ロッカールーム
- 在学中、個人用ロッカーが貸与され、学生が決める暗証番号によって管理していた。
- ボランティアルーム
- ボランティアスタッフの活動拠点。ボランティアに関する情報紙の発行を中心として、様々な情報発信を行っていた。
- 学園聖堂
対外関係
系列校
- 聖セシリア女子中学校・高等学校
- 聖セシリア小学校
- 聖セシリア幼稚園
- 聖セシリア喜多見幼稚園
- 短期大学と同じ敷地内に隣接する、社会福祉法人モニカ会・モニカ保育園も関連機関として位置づけられている。
社会との関わり
- 近隣地域の幼稚園や保育園、児童館、その他の福祉施設などを訪問し、幼児・小学生、障がい者や高齢者などを対象とした学生による自主的なボランティア活動が行われていた。人形劇や手話の上演、保育・学級ボランティア、夏休みのキャンプリーダーなど多種多彩であった。
- 学内には教員・学生スタッフによるボランティアルームが設けられ、機関紙の発行による情報提供などを通じて、学生へのボランティア活動支援が行われていた。2002年には、こうした活動が評価され、世界的な奉仕団体である『国際ソロプチミスト』より認証を受けた。
- 毎年、神奈川県大和市で開催されている「大和市民祭」の進行アシスタント役を務めていた。また、2011年3月1日に、最寄駅である小田急江ノ島線「南林間」駅前に開店した、「パン工房 麦の香り」(障がい者の自立支援のためのショップ)の商品開発、ロゴマークのデザインなどに協力するなど、近隣地域に対する社会貢献活動にも取り組んでいた。
その他
- ガラスを多用した現代デザインの短期大学1号館(現存せず)と門前の松の木は、生垣と共に新しい景観の魅力を創り出しているとして、第10回(2002年度)大和市街づくり賞[事例部門]<まちのアクセサリー賞>を受賞している[5]。
卒業後の進路
参考文献
- 『全国学校総覧』
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(文部省高等教育局技術教育課監修)
- 『短期大学教育』第49号(日本私立短期大学協会発行:1992年)
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)
- 『全国短期大学案内』(教学社)
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)
- 『短大蛍雪』(2000年5月臨時増刊。旺文社)
- 『聖セシリア女子短期大学』入学案内小冊子
- 『聖セシリア女子短期大学 学生要覧』
- 『聖セシリア女子短期大学 講義概要』
