音刺激により誘発される脳波をコンピュータで加算して得られる[3]。本人の意志や意識(覚醒しているかどうか)とは無関係に誘発されるため、幼児の聴覚閾値検査[4]、脳幹機能のモニタリング(脳死判定の基準)、機能的難聴(心因性難聴、詐病)、聴神経腫瘍の診断などに用いられる[1]。10msec内に7つの陽性の波が出現する[3]。
各波は以下の部位の神経活動を表している[1][3]
- I波 - 蝸牛神経
- II波 - 蝸牛神経核
- III波 - 上オリーブ核
- IV波 - 外側毛帯
- V波 - 下丘
- VI波 - 内側膝状体
音圧が低くなるとIからIV波がみられなくなり、V波が最後まで残る[5]。波の出現閾値は、標準純音聴力検査の閾値より10 - 20dB小さいと考えられる[1]。I波は脳幹機能でないため、脳死状態においてもみられる[1]。