脱細胞
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処理
脱細胞とは組織の物理的、ないしは化学的脱細胞により[2]、 細胞および抗原性の成分を除去することである [3]。 簡潔に処理法を述べると、初めにタンパクの構造に影響を与えない界面活性剤で処理する。次いで核酸を除去するためにエンドヌクレアーゼが適用される。その後、細胞の除去を確認したうえで、生体内に近い条件で保存される。
- 物理的処理
- 撹拌、超音波、凍結解凍などが細胞膜を破壊して細胞外マトリックスから細胞を除去するために用いられる。完全な脱細胞を達成するため、これらの処理は通常化学的処理と併用される[4]。
- 化学的処理
- アニオン性界面活性剤 (ドデシル硫酸ナトリウム)、酵素 (トリプシン)、ノニオン性界面活性剤 (Triton X-100) がコラーゲンとエラスチンのを保つことによって細胞外マトリックスの強度と機能を保ったまま細胞を除去することのできる薬剤である。アニオン性界面活性剤は脂質間の相互作用に、ノニオン性界面活性剤は重要なタンパクの機能を阻害することにより、細胞を剥離する[4]。
- 灌流式脱細胞
- 灌流式の脱細胞では、対象臓器内に細胞が完全に除去されるまで洗浄液を流し入れることにより脱細胞する[5]。
- 浸漬式脱細胞
- 浸漬式の脱細胞では、タンパクに影響を与えず細胞を死滅させる液に漬けることにより脱細胞する。