舞台機構操作盤
From Wikipedia, the free encyclopedia
各ホールや劇場によって大きく異なるが、ここでは日本国内での一般的な例を挙げる。
舞台機構操作盤(以下、操作盤と略す)は、概ね舞台両端部前方(舞台袖)のどちらかで、舞台全体を把握しやすいような位置に設置される。これは舞台設営・催事進行・撤去の監督者(舞台監督)や、要員(大道具方、舞台照明従事者、舞台音響従事者など)とのコミュニケーションを図りやすくすると同時に、操作盤要員が対象物を直接目視して作業することで、より確実な安全管理ができるからである。
ホールによっては舞台袖の中二階に専用の部屋を設けたり、客席後方に設置されている場合があるが、この場合は操作盤から直接目視の作業が困難になるため(補助用にITVモニターが設置されているが不十分)、舞台上に安全要員を配置して、無線連絡などで操作盤に指示を送るような対策が取られている。また、可搬式の副操作盤を使用する例もある。
オペラ座の怪人などの大規模ミュージカルの場合、劇場備え付けのものとは別に専用の操作盤を設置することがある。キャッツなどの仮設劇場の場合でも同じように専用の操作盤を設置するが、これら専用のものは汎用性こそないものの、使いやすさや安全面も含めて演目に特化してつくられている。
構造
見た目には鉄製のケースに収まった、スイッチ類が並んでいる箱であり、非常に簡単な構造の物もあるが、昨今は電子制御による機構停止位置の複数記憶や速度制御も出来るようになり、異なる機構を同時に別作動させるような記憶装置を搭載するなど、照明・音響機器と同様に複雑化の一途を辿っている。 動力式の舞台機構は誤動作をさせた場合に大事故を誘発する可能性が高いため(後述)、操作盤には各種の安全装置が設けられている。 例えば電源主幹はキースイッチになっており、離席するときはキーを抜くことで担当者以外の操作を防止するようになっており、他にも起動スイッチを複数個設け、手順を踏まないと操作できないなどの安全対措置が施されている。