舟岩古墳群

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舟岩古墳群の所在する丘陵
舟岩古墳群の位置(高知県内)
舟岩古墳群
舟岩古墳群
舟岩古墳群の位置

舟岩古墳群(ふないわこふんぐん)は、高知県南国市岡豊町小蓮・笠ノ川にある古墳群群集墳)。史跡指定はされていない。

土佐の横穴式石室古墳の変遷[1][2]
須恵器型式特徴主な古墳
盟主墳その他
TK10新相
-TK43
明見3号型石室導入明見彦山3号墳
長畝4号墳
蒲原山東1・2号墳
TK43舟岩型石室導入伏原大塚古墳
TK209舟岩型石室普及
風水的選地導入
小蓮古墳舟岩1・3・8号墳
明見彦山1号墳
一宮大塚古墳
三ツ塚下古墳
新改古墳
TK217角塚型石室導入朝倉古墳

高知県中部、香長平野に面する大平山から北西の舟岩山にかけての尾根・北東斜面に築造された古墳群である[3]。22基が確認されている[3][4]1968年昭和43年)に1-12号墳の発掘調査が実施されているが、調査前・後に多くがみかん園造成等に伴い削平されている[3][4]

古墳はいずれも円墳で、埋葬施設を横穴式石室(大半は両袖式、一部は片袖式)とする[3][4]。最大規模の石室は8号墳で、全長8.9メートルを測る[3]。副葬品としては、金環・銀環などの装身具類、鉄製武器類、馬具類、須恵器(2・8号墳では装飾須恵器を含む[5])などが出土している[4]

築造時期は、古墳時代後期頃と推定される。高知県では最大規模の群集墳であり、香長平野における有力集団の墳墓群と想定される[3][4]。付近では大型横穴式石室を有する小蓮古墳(土佐三大古墳の1つ)が所在し、舟岩古墳群との関連性を指摘する説がある(小蓮古墳は同一集団の首長墓か)[6]

一覧

舟岩古墳群の一覧[7][8][9]
古墳名 所在地 形状 規模 埋葬施設 主な出土品 備考
1号墳南国市岡豊町小蓮字舟岩円墳18m両袖式横穴式石室金環・銀環・丸玉・鉄刀・鉄鏃・鉄刀子・馬具類・須恵器・土師器
2号墳南国市岡豊町小蓮字舟岩円墳8.5m両袖式横穴式石室銀環・鍔・鉄鏃・鉄刀子・轡・鉇・須恵器
3号墳南国市岡豊町小蓮字舟岩円墳10.5m両袖式横穴式石室銀環・鍔・鉄鏃・鉄刀子・轡・須恵器
4号墳南国市岡豊町小蓮字舟岩円墳10m両袖式横穴式石室須恵器・土師器消滅
5号墳南国市岡豊町小蓮字舟岩円墳9.3m両袖式横穴式石室銀環・管玉・鉄刀子・鉄鏃・轡・須恵器・土師器消滅
6号墳南国市岡豊町小蓮字舟岩円墳11.5m両袖式横穴式石室銀環・玉類・鉄鏃・馬具飾金具・須恵器・土師器
7号墳南国市岡豊町笠ノ川字大平山横穴式石室須恵器・土師器消滅
8号墳南国市岡豊町笠ノ川字大平山円墳12.5m両袖式横穴式石室金環・銀環・鉄刀・鉄刀子・鉄鏃・馬具飾金具・砥石・須恵器・土師器消滅
9号墳南国市岡豊町笠ノ川字大平山円墳10m両袖式横穴式石室金環・鉄刀子・轡・須恵器・土師器消滅
10号墳南国市岡豊町笠ノ川字大平山10.7m両袖式横穴式石室鍔・鉄鏃・馬具飾金具・須恵器・土師器消滅
11号墳南国市岡豊町笠ノ川字大平山円墳12.8m両袖式横穴式石室銀環・須恵器・土師器消滅
12号墳南国市岡豊町笠ノ川字大平山円墳8m両袖式横穴式石室金環・銀環・丸玉・鉄刀・鉄刀子・鉄鏃・馬具類・須恵器・須恵器消滅
13号墳南国市岡豊町笠ノ川字船岩不明
14号墳南国市岡豊町小蓮字舟岩横穴式石室須恵器消滅
15号墳南国市岡豊町笠ノ川字船岩不明消滅
16号墳南国市岡豊町笠ノ川字船岩横穴式石室鉄刀・馬具飾金具・須恵器消滅
17号墳南国市岡豊町小蓮字池谷横穴式石室須恵器消滅

本古墳群における石室は、玄室を細長い長方形として、前壁を形成するとともに、袖石を羨道側にせり出さない形態とする。変容した畿内型石室として南四国地方で主流の石室型式であり、「舟岩型石室」と捉えられる[10]

関連施設

脚注

参考文献

関連文献

関連項目

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