芋酒
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製造法
現代の沖縄を代表する酒と言えば泡盛であるが、当時の米は貴重品であり、泡盛もまた王侯貴族だけが口にできる高級酒であった。そのため、琉球の庶民の間ではもっぱら自家製の芋酒が飲まれていた。自家醸造酒であるため、芋酒の製造法はバリエーションに富んでいる[1][2][3][4][5]。基本的には、雑穀や砕米で麹をつくり、甘藷(琉球芋)、製糖時の洗浄液、黒砂糖などを添加してアルコール発酵を行う[5]。蒸留は、兜式蒸留釜を用いる[1]。米、芋、黒糖を全て用いるという点で、泡盛、芋焼酎、黒糖焼酎とも異なる、独自の製法となっている。
歴史
文献上は1839年の記録が最古である[6]。芋酒は、琉球王朝時代には課税や取り締まりの対象外であり、各村で製造されていた。1879年の琉球処分で沖縄県が設置されても、明治政府は当初旧慣温存政策[7]をとったために自家醸造はなおしばらく続いたが、1908年に酒造税が沖縄県へも適用されるに伴い[8]、自家醸造酒としての芋酒は製造されなくなった。