指揮指導は内本実が務めた。名古屋放送合唱団がコーラスを担当した。メンバーは二十歳そこそこの女性たち20名であった。
『名古屋放送局60年小史[要ページ番号]』は、「昭和16年に結成された「名古屋放送合唱団」による、『花のコーラス』が昭和24年9月から全国放送となり、CK制作ラジオ番組として全国に絶大な人気を誇ることとなる。白いロングドレスでの“花のコーラス”、指揮はあの派手なジェスチャーの内本実さん」と記す。
中田喜直が1994年に記した次のような評価が、2000年7月24日に行われた「東京レディース・シンガーズ」第22回定期公演のプログラムに掲載された。
戦後まだ5、6年しかたっていない頃、私は畠の中の
バラックの家で、日曜日の朝、
NHKの放送を聴いていた。「花のコーラス」という女性合唱(ピアノ
伴奏)の番組である。粗末なラジオだが、ふとんの中で聴いていると、それはとても美しく、素敵な声と
ピアノの響きであった。日本の女性のやわらかい声とピアノがよく合って素晴らしかったが、曲は
編曲のものが多かった。この番組に関係していた私の友人のすすめで、新作を書くことになった。最初から女声合唱とピアノの組合せによるオリジナル作品である。
— 1994年東京レディース・シンガーズ演奏曲目解説より
中田の代表曲「雪の降る街[要検証 – ノート]」(内村直也作詞)、「夏の思い出」(江間章子作詞)は、この「花のコーラス」のためにかかれ、初演は「花のコーラス」であった。