化石燃料がほぼ枯渇した未来、石油由来の製品は貴重品となり社会は大幅に後退、世界有数の大国であった合衆国でさえも政府機能はほとんど停止しており、人々は小さな街や村に分断され生活していた。
そんな世界で元軍属の男、ジョーは雇い主が備蓄していたガソリンをせっせと盗み出しては街の外に隠していたものの、人間代のヒューマノイドと連れだった通りすがりの巨大なロボットにそのガソリンを勝手に飲まれてしまう。曰く姉妹だという二台のロボットは父の遺言に従い西に向かって旅に出たのだという。
呆れ返るジョーだったが、街に戻ったところをガソリンを盗み出していた上に雇い主の妻を寝取ったことが露見して怒りを買い、危うくリンチされ殺されそうになったところをこの姉妹を自称するロボットに助け出され、彼女らの用心棒として共に旅をすることになる。
道すがら姉のアンは頭脳試作体としてロボットだという自覚を持つものの、妹のアリスのほうは自分は悪い魔法使いに巨大ロボットに姿を変えられてしまったのだと信じ込んでいることを知ることになるが、少女の心を持つ巨大ロボットは見た目からかけ離れて繊細なため度々ジョーを悩ませる。
そんな中でジョーに政府のエージェントが接触、実は彼女たちが金蔓になると知ったジョーは姉妹への態度を変えるも、アンのほうはジョーの態度の変化を訝しむ。しかしアリスはジョーを「やさしいおにいちゃん」と信じていて、アリスの期待を裏切れないアンもなし崩しにジョーの同行を許す。
道中、アリスに内蔵された蒸気機関を使って路銀を稼いだり姉妹機ゼルダに絡まれたりしながら旅を続け、次第にアリスやアンに隠された秘密に近づく一行。
その秘密の入手のために手を伸ばす現政府、そして彼女たちを開発するも現政府によって壊滅させられた新政府の仕掛けた罠に一行は巻き込まれていく。