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荻野欣士郎

日本の映画監督 From Wikipedia, the free encyclopedia

荻野 欣士郎(おぎの きんしろう、1970年5月3日 - )は、日本の映画監督・映画プロデューサー・脚本家・漫画原作者。東放学園映画専門学校や文化女子大学の非常勤講師も務めた。血液型はB型。本名は荻野憲之。

来歴・人物

1970年5月3日、東京都生まれ。生後7か月だった同年12月13日に父親を殺人事件で亡くす。この事件は未解決のまま公訴時効を迎えている。本人によれば、犯罪被害遺児として育ち、父親の死後は父方の親族から虐待を受けた経験があるという。[1]こうした経験が映画監督を志す契機となり、映画制作の原点になったと語っている。[2] 東京都立戸山高等学校卒業。駒澤大学経済学部経済学科卒業。

CMなどの監督を経て、2000年の冬に高橋克彦原作の『私の骨』で映画監督デビュー。ATGプロデューサーであった葛井欣士郎を師匠として仰ぎ、ATGの精神を継ぐとして2004年より「欣士郎」という名を名乗っている。「浅草堂酔夢譚」では99分ノーカット撮影[3]で制作し、モナコ国際映画祭のインディペンデント・スピリッツ賞を受賞した。他にJapan FilmFestival in LA、シンガポール国際映画祭、インド国際映画祭で上映されている。「池島譚歌」ではレール移動距離1キロなど世界記録を目指す撮影方法[4]をとるという異質な映画監督。

映画制作の傍ら2018年3月から2019年3月までの約1年間にわたり、派遣会社からテレビ朝日の子会社であるテレビ朝日映像へ派遣され、スーパーJチャンネルの企画コーナーをディレクターとして合計13本担当した[5]。2019年4月~9月にはテレビ朝日の美術番組「白の美術館」契約ディレクターも兼ね、2019年6月にはテレビ朝日系abemaTV「ABEMA Prime」で火曜班契約ディレクターを担った。後にインタビューにおいて、テレビ朝日時代には取材演出について先輩から「テレビ局のグレーゾーン」と説明を受け、タレント事務所から紹介された人物を取材対象とするよう指示された経験があると語っている(街録ch〜あなたの人生、教えて下さい〜[2])。 2019年9月テレビ朝日「白の美術館」引退。テレビ朝日映像退社。

スーパーJチャンネルでの不適切な演出

前述の通り荻野はスーパーJチャンネルの企画コーナーを約1年間ディレクターとして担当したが、そのうち2019年3月15日放送の「業務用スーパーの意外な利用法」を担当した際、知人にスーパーでのロケスケジュールを事前に伝え、買い物客として出演させて、初対面であるかのように偽って取材・放送していたことが匿名の情報提供で発覚した[6]。2019年10月16日にテレビ朝日は、本件特集に登場した買い物客4人と、そのうちの1人のエピソードに登場する1人の計5人が荻野の知人であり、不適切な演出があったと発表した[7]。

この件は、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会の審議対象として2020年7月に至るまで調査・検証が行われた。2020年9月2日の意見書によれば、AD、編集マン、放送作家、テレビ朝日映像のチーフディレクター、テレビ朝日の担当部長らが仕込みの指摘や違和感をディレクターの荻野に伝えたが、荻野がほとんどを即答の形で否定し、放送に至ったことがわかった。意見書では、「疑問は制作のそれぞれの段階で別個に出され、それに対する説明を含めてスタッフ全員に共有されることはなかった。仮に、これらの違和感や疑問が一つの場で示され、議論されていれば、本件特集は放送に至らなかったのではないか。」と述べている。また、テレビ朝日が本件以外の荻野が担当した特集12本を調査したところ、「スーパー銭湯の利用客」(3本目)では、旧知だった俳優の卵とその家族、「歌舞伎町の薬局に来る客」(5本目)では演技塾の生徒や知り合いの女性、「質屋を利用する客」(7本目)には演技塾の生徒、「パン屋の客」(9本目)には妻、「年末のアメ横で買い物をする外国人」(11本目)には知人を通じて声を掛けたアジアからの留学生らが登場していたことが判明した[8]。BPOはまた、制作スタッフ間で疑問や違和感が十分に共有・議論されなかったことに加え、時間・予算・人員の制約の中で「撮れ高」を過度に求める傾向や、そのプレッシャーが制作現場に深く浸透していたことを問題点として指摘した[9]。この件で、テレビ朝日は早河洋会長と番組放送当時の社長角南源五取締役の役員報酬1カ月分の10%を返上、報道局長を10日間の停職処分にするなどした[10]。

立花孝志・NHK党等との関わり

「ABEMA Prime」の参議院選にてNHK党、立花孝志を担当。その後、立花から自分の映画を撮ってほしいと依頼があり[2]専属カメラマンとして会見や党総会のほか立花の演説などの撮影や配信を担当[11]。堀江貴文氏が審査委員長を務めるN1グランプリに応募したこともある[12]。

2026年には映画『偏向報道』の監督・脚本を務めた[13]。同作は地方テレビ局を舞台に、報道のあり方や印象操作を題材とした作品であり、荻野はテレビ局で報道番組のディレクターを務めた経験をもとに制作したと述べている[14][15]。

そのほか、YouTubeチャンネルへの出演
SAKISIRU 〜サキシル〜【公式】(2025年5月19日配信)[16]
参政党【公式】(2025年9月20日配信)[17]
参政党【公式】(2025年10月7日配信)[18]
文化人放送局LIVE(2026年2月3日配信)[19]
月刊Hanada(2026年5月20日配信)[20]
デイリーWiLL(2026年6月20日配信)[21]
街録ch〜あなたの人生、教えてください〜(2026年7月1日配信)[2]

作品

映画

TV

  • テレビ東京「家、ついて行ってイイですか?」契約ディレクター
  • テレビ東京「YOUは何しに日本へ」契約ディレクター
  • テレビ朝日「スーパーJチャンネル」契約ディレクター
  • AbemaTV「AbemaPrime」契約ディレクター

漫画原作

脚注

外部リンク

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