阿寺断層
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解説
地形と地質
評価
過去の活動時期から、下呂市の北部に南北に位置する北部と、下呂市から中津川市北東部にかけて、北西から南東方向に延びる南部に区分される。北部は、平均活動間隔は1,800 - 2,500年、最新活動時期は3,400 - 3,000年前と推測されている。南部は、平均活動間隔は約1700年、最新活動時期は1586年(天正13年)の天正地震であったと推測されている。北部はM6.8程度の地震が推測され、30年以内の発生確率は6 - 11%。南部はM7.8程度の地震が推測され、30年以内の発生確率は、ほぼ0%と推測されている。
なお、2011年 東北地方太平洋沖地震に伴い、北部の地震発生確率が高められた[1]。
平均的なずれの速度は、
- 北部:不明
- 南部:2 - 4m/1000年(左横ずれ成分)
過去の地震活動
- 北部の最新活動時期は約3400年前以後、約3000年前以前と考えられ、平均活動間隔は約1800 - 2500年と推定。
- 南部の平均的な左横ずれの速度は約2 - 4m/1000年であった可能性があり、活動時には、4 - 5m程度の左横ずれが生じたと推定。南部の最新活動時期は1586年(天正13年)の天正地震が推定されている。また、恵那市上村川上流域ではほぼ同年代に山体崩落があり、川を堰き止めて湖ができたことが分かっており、本断層の活動との関係が示唆されている。
→「海 (恵那市)」を参照
- 佐見断層帯では、過去の活動に関する資料は得られていない。
- 白川断層帯では、過去の活動に関する資料は得られていない。
出典
- 地震調査研究推進本部
- 道家涼介, 安江健一, 廣内大助 ほか、「岐阜県中津川市加子母地区長洞における 阿寺断層帯中部の活動時期」 『活断層研究』 2014年 2014巻 40号 p.43-50, doi:10.11462/afr.2014.40_43, 日本活断層学会・活断層研究会
- 吉岡敏和、廣内大助、杉戸信彦、細矢卓志、眞柄耕治:阿寺断層帯,佐見断層および白川断層の古地震調査 産業技術総合研究所 活断層・古地震研究報告 第12号 (2012年)
- 『福岡町史 通史編 上巻』 第一部 自然編 第二章 地形 第二節 阿寺断層 p9~p18 福岡町編 1986年