日龍丸が7歳のときに御門から「2匹の大蛇を討伐せよ」と大事の宣旨を受けたのが、日龍丸の伯父を名乗る近江国見馴川の倉光・喰介である。日龍丸は家宝の角突弓に神通の鏑矢で大蛇を退治し、将軍の宣旨が下って俊仁将軍と名乗った。
17歳の時に照日御前と契りを結んだことに嫉妬した帝から伊豆へ流罪にされるが、遠流の途中、瀬田の唐橋の上で橋桁を強く踏み鳴らし、退治した倉光・喰介の魂魄に向けて「都に上がって心のままにせよ」と呼びかけ、都に異変を起こさせた。帝が占わせた天文博士が俊仁将軍を都に戻せば鎮まるといったので、俊仁は都に帰ることを許され、大蛇は鎮まった。