薄氷の告発
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2018年1月、ショートトラックスピードスケート選手の沈錫煕(シム・ソクヒ)は、平昌冬季オリンピックの韓国代表チームのコーチのチョ・ジェボムから暴行を受け、鎮川選手村を離脱した。それでもシムは2月に開催されたオリンピックのショートトラック女子3000メートルリレーで金メダルを獲得した。常習暴行の事実が明らかとなったことで、チョはシムを含む4人を常習傷害した容疑で懲役10カ月の実刑を言い渡されて法廷拘束された[4]。同年12月17日、チョの裁判に証人として出廷したシムは、7歳のときからチョにたたかれ、アイスホッケーのスティックで指の骨を折られたこともあったと訴えた[5]。そして出廷する直前、性暴力も受けていたとする告訴状を警察に提出した[6]。
2019年1月8日、シムは、高校2年生だった2014年8月から五輪直前の2017年12月までチョから継続的に強姦を含む性暴力を受けていたことを明かした[4][6][7]。シムの新たな告発を受け、チョの刑期を長くするよう求める署名が25万筆近く集まった[7]。2021年1月21日、水原地裁は児童・青少年の性保護に関する法律違反(強姦等致傷)の疑いで拘束起訴されたチョに対し、懲役10年6月の有罪判決を下した。また、200時間の性暴力治療プログラムの履修、7年間にわたる児童・青少年関連機関および障害者福祉施設への就職制限を命じた[8]。
本作はこの事件をモチーフにして制作された[3]。ユン・クォンス監督の長編デビュー作である。
アイススケートの元韓国代表選手のジュヨンを演じるのはペク・ジニ。ジュヨンは現役を退いたのち、高校のカーリング部コーチとして働いている。友人で、かつての同僚だったユラの自殺の報せが入るところからストリーが始まる[2]。